やめ知識 やめ知識

派遣を辞めたい…退職するタイミングや伝え方・注意点をご紹介!

派遣を辞めたい…退職するタイミングや伝え方・注意点をご紹介!

最終更新日 2023年11月28日

この記事の監修者
新野 俊幸(「退職代行」専門家)
自身が会社を退職する際に苦しんだ経験から、日本初の退職代行サービス「EXIT」を2017年に開始。「退職で苦しむ人をなくしたい」という思いで、退職代行を日本に広め続けている。

 

「派遣として働いているが先行きが不安」、「正社員になるためにスキルを磨きたい」など様々な理由から派遣を辞めたいと考えている人も多いのではないでしょうか。実は派遣を辞めたいと思っても、そう簡単には辞められないことがあります。会社との交渉もうまくいかない、でも、辞めたい…そんなケースでの対処法は知っておきたいところです。

派遣を辞めたいと思ったら、真っ当な理由を並べていくことが求められます。真っ当な退職理由があれば会社側も認めてくれることがほとんどです。派遣を辞めたい場合は退職するタイミングも大事ですが、退職理由が大きなカギを握ります。

本記事では派遣を辞めたい場合に知っておきたい、退職するタイミングや伝え方、注意点などをご紹介していきます。また、実際に派遣社員を途中で辞めることになった方の体験談もご紹介します。

本記事を読むことで、派遣を辞めたい人が今後とるべき行動がわかるので、派遣を辞めたいと考えている方にとって必見です。

派遣社員を辞めるタイミングは?

派遣社員はいつでも辞めていいわけではありません。正社員の場合はいつ退職の申し出を行っても問題ありませんが、派遣社員の場合は有期契約労働者のため、理想的な辞めるタイミングが存在します。ここからは派遣社員の辞めるタイミングについてご紹介します。

原則は契約満了にならないと辞められない

派遣社員は原則的に契約満了にならないと辞められません。派遣社員は有期雇用契約を結んでいるため、いつからいつまで働くという契約で成り立っています。そのため、雇用契約期間中に関しては退職することができない仕組みです。

派遣社員が辞める理想的なタイミングは契約期間が満了を迎えたタイミングとなります。正社員のように退職の申し出を行った2週間後には辞められるわけではありません。ただ例外も存在します。

やむを得ない事情がある場合は契約満了を待たずに辞められる

契約満了を待たずに途中で辞めるには「やむを得ない事情」があることが求められます。辞めざるを得ないような理由、もしくは会社側が原因となっている理由によって退職したいと申し出があった場合には契約満了を待たずに辞められます。

本来は労働者には退職の自由が認められており、いつでも辞められることになっていますが、派遣社員に関しては契約期間で縛られているので、しっかりとした理由なしには辞められません。もちろん会社との合意の上で辞めることもありますが、会社との交渉次第になってくるため、そのあたりも気を付けなければならない部分です。

派遣をスムーズに辞めたい時に使える退職理由

派遣をスムーズに辞めたい時には様々な退職理由を駆使していく必要があります。派遣を辞めたい時に使える退職理由は以下の通りです。

  • 仕事内容が合っていない
  • 給料などが割に合わない
  • 正社員を目指す
  • パワハラなどがあった
  • 将来に不安を感じる
  • 自らが病気になった
  • 家族の介護をしないといけない
  • スキルを身につけたい

いずれの理由も先ほどご紹介したやむを得ない理由に該当するほか、将来的なことを踏まえて真っ当な理由で交渉しやすいものも含まれています。ここからは派遣をスムーズに辞めたい時に使える退職理由についてご紹介します。

仕事内容が合っていない

派遣をスムーズに辞めたい時に使える退職理由の1つ目は仕事内容が合っていないという理由です。

いくら契約期間が残っているとはいえ、明らかに仕事内容が合っていなければ派遣先に迷惑を掛けます。これ以上派遣先に迷惑を掛けたくないので派遣を辞めたいと派遣元の会社に申し出を行えば、少なくとも派遣先での仕事は辞められるでしょう。

別の派遣先を紹介される可能性も当然ありますが、今のままでは自信がないので辞めさせてほしいと伝えれば、これ以上引き止めることは考えにくく、新しい派遣先を紹介されることはないでしょう。仕事内容が合っていないという理由で辞めることは可能ですが、交渉次第のところがあります。

給料などが割に合わない

派遣をスムーズに辞めたい時に使える退職理由2つ目は、給料などが割に合わない点です。

派遣社員は時給で働くことになるので、時給がいくらなのかによって毎月の収入が決まります。時給は働く現場によってまちまちであり、高い時給のところもあれば、さほど高くない時給の現場もあります。

時給はスキルによって変わるため、人によって時給が異なるほか、同じような仕事なのに微妙に時給に違いがあり、不満を感じることがあります。給料が安いとストレートに伝える必要はありませんが、生活が大変なので別の仕事を見つけたいという形で切り出すことで円満に辞めることが可能です。

正社員を目指す

派遣をスムーズに辞めたい時に使える退職理由3つ目は正社員を目指すという理由です。

時給による働き方は働いた分だけお金がもらえるという形なので、いかに多くの時間働き続けるかで考えがちです。その一方、正社員の場合にはたくさんの時間を働くことになっても給料は変わりませんが、その分、立場が守られやすく契約期間が終わったので明日から仕事がなくなるという派遣が抱える不安がありません。

正社員を目指すとなると、正社員にふさわしいスキルを磨いていくことが求められます。また紹介予定派遣など、派遣で働きつつ正社員を目指す制度の活用など、色々な選択肢があります。将来的に正社員になりたい、もしくは転職活動を本格化させたいなどの理由を話して派遣を辞めることを伝えるのも十分に考えられます。

パワハラなどがあった

派遣をスムーズに辞めたい時に使える退職理由4つ目はパワハラなどがあったという理由です。

パワハラやセクハラなどハラスメントがあった場合には「やむを得ない理由」があったとして契約の解除を行えるようになっています。やむを得ない理由の中には派遣先で生じたハラスメントも含まれているので、パワハラなどがあったと申告すれば契約の解除は可能です。

やむを得ない理由に関しては、働き続けることが難しいことが背景にあります。パワハラやセクハラなどが起こり続けている場所で働き続けるのは普通に考えていいとは言えません。これらのハラスメントを受けた場合にはすぐに申し出を行うことをおすすめします。

将来に不安を感じる

派遣をスムーズに辞めたい時に使える退職理由5つ目は将来に不安を感じることです。

派遣切りという言葉があるように、契約期間が終わって契約の更新がされなかった場合にはその瞬間失業することになります。正社員のようにクビにならない限りは働き続けられることを考えると、派遣という働き方に不安を感じる人が出てきてもおかしくありません。

今後のことを考えて派遣という働き方を終わりにしたいという理由で会社と交渉するのも退職理由として十分に通用するものと言えます。

自らが病気になった

派遣をスムーズに辞めたい時に使える退職理由6つ目は自らが病気になったケースです。

体調不良の場合もやむを得ない理由に含まれるため、病気になった場合には契約解除を求めることは十分に可能です。その場合は診断書などを持参して用意するなど、体調不良の証拠を求めていく必要があります。

一方で、体調不良の中にはある程度療養すれば復帰できるケースもあるため、退職ではなく休職という形を勧められることもあるでしょう。その場合は、しっかりと療養したいからと休職の申し出を断ることが大切です。

家族の介護をしないといけない

派遣をスムーズに辞めたい時に使える退職理由7つ目は家族の介護をしないといけないという理由です。

家族の介護など家庭の事情によって働くことが困難になった場合もやむを得ない理由に該当します。家族の介護などの事情があった場合には正直に申告することで、退職を認めてもらうことが可能です。

やむを得ない理由には遠隔地への引っ越しなど様々な要素があり、今まで通りの仕事ができなくなることが要因としてあります。必ずしもどんな理由であれば辞められるわけではないということではないので、事情を伝えていくことも大切です。

スキルを身につけたい

派遣をスムーズに辞めたい時に使える退職理由の9つ目はスキルを身につけたいことです。

派遣の仕事をする中で正社員との差を始め、力不足や能力不足を痛感することがあります。将来的に正社員を目指す場合にスキルを身につけたいと考えるのも当然といえば当然のことです。学び直しをしたい際に一旦派遣を辞めて学び直しに専念するのも退職理由として妥当なところです。

もちろん派遣の仕事をしながら学び直しを行ってスキルを身につけることも可能ですが、将来的に国家資格を狙うなどのケースでは時間をかけて集中して取り組んだ方がいい場合も多く、退職理由として真っ当なものになると言えます。

派遣社員を辞めたい時の伝え方

実際に派遣社員を辞めたい場合には派遣元の会社に辞めたい旨を伝えることになります。その際に交渉をスムーズにさせる伝え方が存在します。

  • 労働条件などに不満がある場合
  • 人間関係に問題がある場合
  • 正社員を目指す場合
  • 体調不良などの場合
  • 当初聞いていた仕事内容と異なる場合

ただ単に辞めたいということでは、派遣元の会社もすぐには認めてくれません。契約期間を途中で打ち切る形で辞めるには派遣元の会社も納得せざるを得ないような理由を用意する必要があるのです。ここからは派遣社員を辞めたい時の伝え方についてご紹介します。

労働条件などに不満がある場合

派遣社員を辞めたい時の伝え方の1つ目は労働条件などに不満がある場合です。

この場合の労働条件は待遇面などが多く、特に給与面で不満がある方も多いのではないでしょうか。今後生活していくためには時給のいいところで働かないと厳しいなどの理由を、できるだけ正直に伝えていくことが求められます。

別の派遣の仕事をする場合でも、今までの労働条件を下敷きに新たな場所を見つけていくことになるため、どのような条件だった時に不満を感じやすかったかをまとめておくと今後の参考になるでしょう。

人間関係に問題がある場合

派遣社員を辞めたい時の伝え方の2つ目は人間関係に問題がある場合です。

人間関係に問題がある場合も基本的には正直に伝えていくことが求められます。この状況では仕事ができないと正直に伝えることで会社側も十分に配慮する形で途中で辞めやすくなるでしょう。

人間関係のトラブルはどの会社にもあり、退職理由のトップに人間関係が来ることもあります。だからこそ、人間関係のトラブルなどを理由に辞めたい場合には正直に伝えた方が会社側としても対応しやすくなるでしょう。

正社員を目指す場合

派遣社員を辞めたい時の伝え方の3つ目は正社員を目指す場合です。

将来的に正社員を目指す場合には、やはりその思いを派遣元に正直にぶつけることが必要です。派遣元の中には紹介予定派遣の案件をいくつも抱えていて、働きぶりが良ければ正社員として登用してくれるところもあります。

正社員を目指す場合には、紹介予定派遣に切り替えるために途中で今の派遣先を辞める手もあります。その際には紹介予定派遣に切り替えてほしいと頼み込むことでスムーズな切り替えにつなげられると言えるでしょう。

体調不良などの場合

派遣社員を辞めたい時の伝え方の4つ目は体調不良などの場合です。

体調不良などの場合は、診断書などがあればそれを見せる形で途中で辞めさせてほしいと願い出ればスムーズに退職までつながりやすくなります。やむを得ない理由としては明らかなので、これ以上引き止めることも難しく、伝え方としてはそこまで難しいものではないと言えます。

当初聞いていた仕事内容と異なる場合

派遣社員を辞めたい時の伝え方の5つ目は、当初聞いていた仕事内容と異なる場合です。

仕事をしている中で、話と違うと感じることも多々あり、聞かされていたこと以外の業務もやらされるケースも出てきます。一方で、労働者側の勘違い、認識間違いの可能性もあることから、当初聞いていた仕事内容がどんなものだったかを確認してから伝えることになります。

派遣社員を辞めたい時の注意点

派遣社員を辞めたい気持ちが日に日に強まり、今すぐにでも辞めたいと気持ちがはやってしまう人もいるはずです。そんな時だからこそ注意しなければならないポイントがあります。

  • 派遣会社の営業に退職の意思などを伝える
  • 自分から勤務先で退職する事実を言わない
  • すぐに辞めたくても無断欠勤は避ける

これらに共通することは派遣先に迷惑を絶対かけてはいけないという事です。派遣先は全く関係なく、あくまでも派遣元との交渉がポイントになっていきます。無用なトラブルを避けるためにも、辞めたい際の注意点を知っておくべきでしょう。

派遣会社の営業に退職の意思などを伝える

1つ目の派遣社員を辞めたい時の注意点は派遣会社の営業に退職の意思などを伝えることです。

そもそも派遣の仕事をしてもらえる給料は派遣会社から出ており、派遣会社に所属しているからこそ、派遣会社の営業などに伝えることが一般的です。仮に途中で辞める際に人員補充をどうするかなどの話し合いになるため、スムーズに辞めるためにも、辞めたいと思い立ったタイミングで伝えるのが理想的です。

自分から勤務先で退職する事実を言わない

派遣社員を辞めたい時の注意点の2つ目は、自分から勤務先で退職する事実を言わないことです。

1つ目の注意点でご紹介した通り、途中で辞めた後の段取りがあるため、派遣会社から派遣先に切り出す形で人員補充を進めていけば派遣先からすれば特に気になる点は少ないでしょう。しかし、いきなり派遣されてきた人が退職したいと勤務先で言い出せば、派遣先から派遣元に何かしらのクレームが入る可能性があります。

この場合、取引がうまくいかなくなる可能性も出てくるため、場合によっては派遣元に損害を与える可能性すらあります。自ら退職したいことを勤務先で言うのは避けましょう。

すぐに辞めたくても無断欠勤は避ける

派遣社員を辞めたい時の注意点の3つ目はすぐに辞めたくても無断欠勤は避けることです。

たとえやむを得ない理由があったにしても、派遣先からすれば関係がなく、人員を埋めるために利用しているに過ぎません。そんな状況で無断欠勤をすれば、派遣会社の信用問題に発展してしまいます。

様々なトラブルを誘発する可能性が極めて高くなるため、すぐに辞めたくても無断欠勤だけは避けなければなりません。

辞めたい派遣先の退職手順

辞めたい派遣先がある場合には、しっかりと段階を経て退職手順を踏んでいくことが求められます。

  1. 派遣元の会社担当者に更新の1か月前までに退職の申し出を行う
  2. 派遣先の担当者に退職の挨拶を行う
  3. 引き継ぐべきことをまとめる
  4. 有給休暇が残っていたら消化する
  5. 退職後は速やかに社会保険の切り替えを行う

ここからは辞めたい派遣先の退職手順について段階を追ってご紹介していきます。

派遣元の会社担当者に更新の1か月前までに退職の申し出を行う

辞めたい派遣先の退職手順として最初に行うのは、派遣元の営業・会社担当者に契約更新1か月前までに退職の申し出を行うことです。

派遣契約は基本的に契約期間が終了するタイミングで契約の更新を行っていく決まりになっています。派遣社員に対して更新希望の確認などが行われるので、そのタイミングで退職の申し出を行うことになります。

このタイミングであればトラブルになることなくスムーズに話が進みやすくなるので、何かしらのトラブルが起きることも少ないでしょう。

派遣先の担当者に退職の挨拶を行う

派遣元に退職の申し出を行ったら、派遣先の担当者に退職の挨拶を行います。退職の挨拶に関しては一身上の都合という形で伝えるケースが無難であるほか、派遣元から指示を受ける場合があります。

また不平不満を挨拶の際に言うことは絶対に避けなければならず、トラブルの原因になるでしょう。退職の挨拶をする際にはいつ辞めるかなど、今後のことを事務的に伝えるだけで十分と言えます。

引き継ぐべきことをまとめる

その後は、後任の人のために引き継ぐべきことをまとめていくことが求められます。最終出社日まで時間がある場合には引き継ぎ作業を行っていくことになりますが、あまり日数が残されていない場合には書面にまとめていくことも必要になります。

引継ぎに関してはおおよそ1か月以内のところが多く、2週間程度しかなかったケースも珍しくありません。そのため、辞める前にある程度まとめられるものはまとめておくことも必要と言えるでしょう。

有給休暇が残っていたら消化する

有給休暇が残っている場合には消化できるのであれば消化していくことになります。派遣社員にも有給休暇はあり、退職前に消化できるものは消化しましょう。注意したいのは派遣契約期間の中で消化しなければならず、契約期間が切れた後では消化ができない点です。

そのため、有給休暇が残っている場合には最終出社日までに消化する必要があります。そのあたりも計画的な行動が求められます。

退職後は速やかに社会保険の切り替えを行う

派遣会社を退職したら速やかに社会保険の切り替えを行います。年金や国民健康保険への切り替えなど、退職から14日以内に切り替える必要があります。一応健康保険に関しては任意継続という形で2年間は同じ健康保険を利用できますが、保険料がそれだけ高くなるので、国民健康保険の方が安くなるケースも。

いずれにしても速やかな社会保険の切り替えが必要であり、怠れば様々なペナルティを受けることになるため、すぐに行動を起こしましょう。

新たな派遣先を見つける際に失敗しないポイント

派遣先をなんとか辞めることができたものの、新しい派遣先を仮に見つける際には前職と同じ失敗をやってしまっては意味がありません。理想的な職場を見つけ、新たな発展を目指すためにも失敗しないポイントを知っておく必要があります。

  • 前職で嫌だった部分を洗い出す
  • 自分の長所と短所を理解する
  • 一番重視したい条件・待遇を決める
  • 正社員を目指せるところにする

派遣社員から派遣先の正社員になる可能性は十分あり、紹介予定派遣など正社員になることを想定した派遣という道筋もあります。ずっと派遣で働くのは嫌で、いつかは正社員になりたい方にはおすすめのルートと言えます。だからこそ、派遣先選びを妥協してはいけません。ここからは失敗しないポイントについてご紹介していきます。

前職で嫌だった部分を洗い出す

新たな派遣先を見つける際に失敗しないポイントの1つ目は前職で嫌だった部分を洗い出すことです。

前職で嫌だった部分を洗い出すことで、新しい職場の希望を出す際にできる限り要望を伝えられるので前の職場と同じようなことにはなりにくいでしょう。環境が良くないとどうしても頑張り続けることが厳しくなるので、自分に合った環境を見つけ出してそこで働けることが理想的と言えます。

自分の長所と短所を理解する

新たな派遣先を見つける際に失敗しないポイントの2つ目は、自分の長所と短所を理解することです。

自分の長所と短所を理解することは自己分析をする上では手っ取り早く、自分が何を目指しているのか、どんな仕事をしたいのかを知るにはもってこいのやり方です。

またこれまでの反省を活かしながら、長所や短所を見つめ直しつつ、転職活動に応用できれば納得のいく結果を生みやすくなります。

一番重視したい条件・待遇を決める

新たな派遣先を見つける際に失敗しないポイントの3つ目は、一番重視したい条件・待遇を決めることです。

わざわざ契約を途中で打ち切ってまで新たな職場を探すわけですから、ここだけは譲れないという条件・待遇があるはずです。何を一番重視したいかを定めることでブレずに転職活動・職探しが行えるようになります。

正社員を目指せるところにする

新たな派遣先を見つける際に失敗しないポイントの4つ目は正社員を目指せるところにすることです。

紹介予定派遣など正社員を目指せる派遣は多く、実際に正社員になれたケースも数多く存在します。派遣で働いている期間は試用期間の扱いとなるため、この期間でしっかりとアピールできれば正社員になることは十分に可能です。

派遣社員を途中で辞めた人の体験談

元々仕事内容が聞いていたものと違ったことで勤務先で嫌がらせに遭ったほか、その結果、体調を崩してしまったという方の体験談をご紹介します。

最初の1か月で嫌がらせに遭い、次第に対応がおかしなものになっていき、理不尽な指摘を受けたことで完全に心が折れてしまったそうです。この方は派遣元の営業に契約満了前に辞めたいと連絡を入れます。その際、勤務先がすべて悪いかのような言い方をしないように心がけました。

その一方、体調を崩している事実のほか、本当は無断欠勤をして逃げたいところ、派遣元に迷惑をかけたくない気持ちだけで出勤していることを伝えて真剣な対応を求めたのです。その結果、前倒しで辞めることができたほか、契約内容が変更され、負担が軽減される形となったのです。

引用元:https://mama-kangaeru.com/works/haken/

派遣社員をスムーズに辞めたい人には退職代行がおすすめ

派遣社員をスムーズに辞めたい場合、特に契約が残っている場合は退職代行がおすすめです。体験談でご紹介した方のように理性的に対応できる人ならばいいですが、全員が全員、ここまで対応できるわけではありません。

第三者に退職の申し出を行ってもらうことでお互いに感情的にならないような形で退職の段取りがつけられるようになり、最終的に退職に合意してくれる可能性が高まります。契約満了まで我慢しなくても、退職代行に任せれば円満に途中で辞めることは可能です。

退職代行サービス「EXIT」