上司と合わない時の対処法!合わない理由、とるべき行動、避けるべき言動をご紹介!
会社員として働いている人の中には上司となかなかウマが合わないという方も多いのではないでしょうか。上司と合わないことをきっかけに仕事を辞める人もいれば、精神を病んでしまう人もいるなど、上司との相性はとても重要です。
上司と合わないと言っても時には我慢も必要な局面もありますが、あまりにも我慢しすぎるのも体に毒です。場合によっては別部署への異動を願い出る、もしくは見切りをつけて退職するのも1つの手と言えるでしょう。
本記事では上司と合わない時の対処法を中心に、上司と合わない理由や上司と合わない時にとるべき行動などをまとめました。
本記事を読むことで、上司と合わないと感じている方がどのような対応をすればいいかがわかります。ぜひ最後までご覧ください。
上司と合わないときの対処法をご紹介!
会社の上司と合わないときにはどのような対処法が存在するのか、最初にまとめてみました。
- 相手は変えられないと悟る
- 上司を良くも悪くもお手本にする
- あえて上司のいいところを探してみる
- 上司の上司にかけあってみる
ついつい相手が悪い、自分は悪くないと頑なに相手を責める人もいますが、これだと状況は悪化するのみです。相手の変化を待つのではなく、自分ができる限り折り合いをつけていくことが求められます。ここからは上司と合わないときの対処法をご紹介します。
相手は変えられないと悟る
上司と合わない際に、ほとんどの人は相手のせいにし、自分は悪くないと思いがちです。しかし、逆の立場からしても、自分は悪くないと思い、頑なに変えようとはしないでしょう。つまり、お互いがお互いを悪者にし、自分は変えるべきではない、変えると負けぐらいに思ってしまいます。
「もはや相手は変わってくれないし、自分から相手は変えられない」と悟るところから始めましょう。すると、相手の変化を求める気持ちが薄くなり、できる限り柔軟な対応をしていこうと思えるため、多少は気持ちが楽になります。
もちろん、いつまでも柔軟な対応をし続けるのは精神的に厳しくなるので、これ以上は譲歩できないというところまで柔軟な対応を行い、限界を超えたら最終手段に出るというのが穏便なやり方と言えます。
上司を良くも悪くもお手本にする
反面教師という言葉があるように、上司の嫌な部分や変えてほしい部分を、「こうなってはいけないお手本」として自分の至らなさをできる限りなくしていくことに使うのがおすすめです。
もちろん上司にもいい面が必ずあるので、いい面を見つけてお手本にするのもいいでしょう。良くも悪くも相手を知ることは色々な学びを得ることにもつながるため、お手本として観察しようという意識を持てると、嫌な体験があっても自分にとってプラスに変えることができます。
あえて上司のいいところを探してみる
上司と合わないと感じている人はとにかく上司の悪い部分ばかりが目につき、悪い部分を少しでも見つけてやらなきゃ気が済まないような状態と言えます。「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」ということわざもあるように、一度そのマインドになるとなかなか抜け出せません。
そこで、あえて上司のいい部分を探してみることで、新たな発見をする場合があります。例えば、ちょっとしたことでグチグチと言ってくると思っていたのは自分の勘違いで、自分が一人前の社会人になるために小言を言ってくれているんだと気づけたらプラスの気持ちで見れるようになります。
上司の上司にかけあってみる
色々と手を尽くし、最大限折り合いをつけようと努力したものの、結局どうしようもなくなり、我慢の限界を迎えてしまう人もいるでしょう。そんな時に状況を打開するには、上司の上司にかけあってみることです。
例えば、上司の判断が優柔不断でどうにもならない時などは上司の上司に相談してアドバイスをもらうのも1つの方法です。上司の上司から上司への注意も入り、改善が見られる可能性があります。一方であからさまに上司への不信感を態度に示すようなことなので、上司自身が不愉快な気持ちになる場合もあるため、最後の手段として残しておくのがいいでしょう。
上司と合わないと感じる理由
上司と合わないと感じるのは個人によって様々ですが、合わないと感じる主な理由をまとめました。
- 上司が自分勝手な行動をしてくる
- 上司が自分の方法を押し付けてくる
- 上司が感情的になりやすい
- 上司の性格が自分と合わない
- 上司が部下を守ってくれない
自分自身が持っている常識と上司が持っている常識に違いがあると、この人とは合わないという感覚になりやすいでしょう。ここからは上司と合わないと感じる理由についてご紹介します。
上司が自分勝手な行動をしてくる
上司と合わないと感じる理由の1つ目は上司が自分勝手な行動をしてくることです。
例えば、相手への配慮を見せず、自分の仕事がいっぱいいっぱいだからと何も考えずに仕事を振る人がいます。また、一切の譲歩を見せず、とにかく自分の主張を通そうとする強引な人など、自分中心で物事を考える上司も実に多いです。こうした態度に苦しめられる人は少なくありません。
上司の立場からすれば、「若い時の自分も上司にやられていた」などの理由もあり、それが普通であると正当化している部分があります。また自分がやりたい仕事だったのに上司が勝手に手を出す、別の人に渡してしまうなど、やはり相手への配慮に欠ける行動で不信感が芽生えたケースも存在します。
上司が自分の方法を押し付けてくる
上司と合わないと感じる理由の2つ目は上司が自分の方法を押し付けてくることです。
仕事のやり方や進め方は人それぞれですが、上司がよしとする仕事のやり方をゴリ押しし、それ以外のやり方をやろうものなら不機嫌になったり、否定したりする人がいます。上司からすればその方が合理的で効率的だと信じて疑わないため、むしろなぜ自分のやり方でやろうとしないのかと不思議に思う方も少なくありません。
どのやり方が効率がいいかは人によって様々です。自分が絶対に正しいという自信満々な態度も相まって、部下の立場からすると不快な気持ちになってもおかしくないでしょう。
上司が感情的になりやすい
上司と合わないと感じる理由の3つ目は上司が感情的になりやすいことです。
気に入らないことがあればとにかく怒鳴るという上司は全国の会社に必ず1人はいます。怒鳴りつけることで自分がよしとする動き方をしてくれるなど、コントロール方法の1つであえて怒鳴る人もいますが、怒鳴られる側からすればストレスでしかありません。
何かうまくいかないことがあればすぐに態度に出てしまう人も非常に多く、冷静さに欠けるケースもあります。これだと部下からすれば頼りなさを感じやすいでしょう。
上司の性格が自分と合わない
上司と合わないと感じる理由の4つ目は上司の性格が自分と合わないことです。
例えば、上司がせっかちな人、自分自身がマイペースな人だった場合、マイペースな仕事ぶりに上司は苦言を呈するでしょう。その逆も当然あり、なぜ判断がいつも遅いのかとイライラするはずです。慎重に、検討を重ねて仕事をするのか、はたまた即行動を心掛けるのかの違いに過ぎません。
指導の仕方でも、とにかくきつい言葉をかけて相手の奮起を促すのがいいと思う人や結果を出したらとにかく褒めた方がいい人など、上司によってバラバラです。その方針に合うか合わないかはその人同士の相性次第です。
上司が部下を守ってくれない
上司と合わないと感じる理由の5つ目は上司が部下を守ってくれないことです。
部下がミスをして会社に損害を与えた場合、会社からすれば「あの部下はどうなっているんだ!」と怒りをぶつけるのは当然です。本来上司はそれをかばい、自分が悪かったと何とか守ろうとします。ところが、「自分も迷惑している」という態度をとられたら、部下の立場はありません。
部下が苦境に立たされ苦しんでいても、ヒントすら出そうとせず、ただただ突き放す、もしくは知らんぷりをする上司もいます。これでは、この上司と一緒に働きたいとは思えないでしょう。
上司と合わないと感じた時に取る具体的な解決方法①コミュニケーション手法
具体的なコミュニケーション手法は、上司との関係を改善する上で非常に重要です。まず、双方の期待値を明確にすることから始めます。これは、具体的な職務の目標や評価基準を話し合うことによって達成されます。次に、定期的なフィードバックの機会を設け、建設的な対話を促進します。ポジティブなフィードバックはもちろん、改善点についてもオープンに話し合うことが重要です。
また、感情をコントロールし、冷静に対話を進めることも重要です。感情的になると、対話が阻害され、誤解が生じやすくなります。反対に、冷静で理性的なアプローチは、信頼関係の構築に寄与します。さらに、上司の視点を理解し、その立場から物事を考えることも有効です。これにより、共感を示し、より良い解決策に到達することができます。
これらのコミュニケーション手法を通じて、上司とのコミュニケーションの改善を図り、より良い職場関係の構築に努めてみることは有益かと思いますので一度参考にしてみてください。
上司と合わないと感じた時に取る具体的な解決方法②人事部門への相談
人事部門や法務部門への相談は、職場での対立や問題に直面した際に重要な役割を果たします。上司との深刻な問題が生じた場合、特に解決が困難な状況やハラスメントが疑われる場合には、人事部門や必要に応じて法的なアドバイスを求めることが賢明です。人事部門は、社内のコンフリクトを解決するためのプロセスを持っていることが多く、中立的な立場から問題にアプローチできます。また、法的なアドバイスは、労働法や社員の権利に関する情報を提供し、適切な行動をとるための指針を与えてくれます。このような専門的な介入を活用することで、より公平で効果的な解決策を見出すことが可能となりますので、頭に入れておくと良いでしょう。
ストレスを抱えすぎずメンタルヘルスケアも重要
職場での上司との対立や不和は、従業員のメンタルヘルスに深刻な影響を及ぼすことがあります。
ストレス、不安、うつ症状などの心理的問題が生じる可能性があり、これらは仕事のパフォーマンスだけでなく、日常生活にも悪影響を与えることがあります。職場での対人関係の問題は、自己評価の低下や職場からの孤立感を引き起こすこともあります。
このような状況に対処するためには、適切なメンタルヘルスケアが重要です。ストレスマネジメントの技術を身につけ、必要に応じて専門家のサポートを受けることが推奨されます。また、健康的なライフスタイルを維持し、趣味やリラクゼーションを通じてストレスを軽減することも重要です。
職場での対立がメンタルヘルスに与える影響に対処することは、仕事だけでなく個人の全体的な幸福にとっても重要です。
上司と合わない場合に最終的にとるべき行動
上司と合わない際にできる限り折り合いをつけようと譲歩してきた方も多いでしょう。しかし、譲歩にも限界があります。これ以上は我慢できない、もう何かしらの対処をしなければならないという時にとるべき行動があります。
- 別の部署への異動を願い出る
- 退職を検討する
- 上司と接触しない働き方を模索する
いずれのケースにも共通しているのは、自分からその上司と離れるという部分です。それが異動なのか退職なのかの違いであり、これ以上は一緒に働けないという点では共通しています。ここからは3つの理由について深掘りしていきます。
別の部署への異動を願い出る
いきなり退職を検討するのは行き過ぎではないかと感じている人にとって、別部署への異動は企業内転職的な意味合いもあるため、心機一転頑張れるようになります。
最近では別部署への異動などを積極的に行う企業も増えており、上司と合わないから別部署への異動を願い出るという態度をとらなくても問題ありません。上司と敵対することなく、あくまでも自分のキャリアアップ、スキルアップのために異動を目指すという形にすれば敵を作るようなことにはならないでしょう。
退職を検討する
退職を検討する局面は、別部署への異動を願い出るなどの行動を色々とってから、それでも改善につながらなかった場合です。この局面でできることは限られており、退職でしかどうにもならない状況と言えます。
我慢し続ければ自分のキャリア形成に問題が出るほか、精神疾患となって一定期間働けない場合も出てきます。一方で、上司と合わなくても給料面でいいなど、別部分の旨味がある限りは残り続けるというのも1つの考えです。退職を検討するのも1つですが、その場合は慎重な行動が求められます。
上司と接触しない働き方を模索する
上司とできるだけ接触しないような働き方を模索していくのもいいでしょう。リモートワークなどができる場合には、リモートワーク中心の働き方を模索していくのがおすすめです。上司とできる限り顔を合わせない形にして、自由に働けるようになればストレスもある程度は軽減されます。
しかしながら、完全に接触しないわけにはいかず、何かしらで関係を持つことになります。また上司と接触しない働き方が難しい場合には、頃合いを見計らって転職を目指すのも1つの手でしょう。
上司と合わない場合でも避けるべき行動や言動とは
どんなに折り合いをつけようとしても、事態が一向に改善せず、むしろ甘えさえ感じられるくらいに頑なな上司もいるでしょう。そんな時こそ行動や言動に注意が必要です。
- たとえ腹が立っても反抗的な振る舞いはしない
- あからさまに上司の顔を潰すことはしない
- 思うことはあっても周囲に上司の悪口を言わない
相手が明らかに悪くても、上司は上司です。どれだけ正当性があっても上下関係を覆すような行為は同僚からも白い目で見られることがあります。ここからは上司と合わない場合でも避けるべき行動や言動についてご紹介します。
たとえ腹が立っても反抗的な振る舞いはしない
明らかに上司が悪く、上司の振る舞いは目に余るというケースがあります。一方で目に余る行為だから、それに対抗するようなことをしていいわけではありません。何より上司は自分のやっていることを正当化し、正しいと思っています。
そんな中で反抗的な振る舞いが行われれば、上司は普通にその行動を問題視し、周囲も同調する可能性があります。会社内での立場を著しく悪くさせる可能性は十分にあるため、反抗的な振る舞いはできる限りしないのが無難です。
あからさまに上司の顔を潰すことはしない
上司の上司への相談をはじめ、時に上司の顔を潰すようなことにつながる場合があります。上司からすると、自分が一生懸命やってきたのに部下がそれを潰そうとしているように感じてしまい、メンツを潰されたような気持ちになりやすいです。
メンツを潰されることへの怒りは人によってとても凄まじく、何が何でも許さないという態度につながることがあります。たとえ頼りない上司であっても、上司の顔を潰すようなことはできるだけしないでおきましょう。
思うことはあっても周囲に上司の悪口を言わない
居酒屋などで同僚同士が上司の悪口を言うということがあります。酒の席ではこれでいいかもしれませんが、その態度に周囲が疑問視する可能性もないわけではありません。また風の噂で上司の耳に入ってしまうと、悪口を言った側に責任が生じることになります。
思うことはあったとしても、第三者に上司の悪口を言うことは得策とは言えません。その場では憂さ晴らしになるでしょうが、後から悪口を言ったかどうかを指摘された際に事実を認めざるを得なくなります。
上司と合わないのは自分も悪い可能性があることを自覚すべし
上司と合わないことは確かに上司の問題も考えられますが、自分自身にも至らぬ点があった、もしくはその可能性があることを自覚することをおすすめします。
仕事ぶりが気に入らないから仕事のやり方や取り組み方に苦言を呈する上司は少なくありません。感情的になっている上司もいるでしょうが、部下のためを思って苦言を呈しているケースがほとんどです。中には言いたくもないことを言ってあげていると感じている上司もいるでしょう。
そんな中で、上司がすべて悪いという態度をとれば、上司も頑なな態度をとらざるを得ないでしょう。逆に部下が柔軟な姿勢を見せ、学ぶ態度をとるようになったと感じられれば、上司もその変化に納得するはずです。
もしかすると自分の態度が原因で上司も態度を硬化させているのかもしれないと感じることで、事態の改善につながることも考えられます。
上司と今後も合わないと思ったら退職代行を使ってスパッと退職を!
上司と今後も合いそうにないというケースも十分に考えられます。その場合は速やかに転職を検討し、退職代行サービスを使って退職を目指すのがおすすめです。上司と一言も口を利きたくないという場合には退職代行サービスを使って、退職の申し出を行えば、2週間で辞めることができます。
基本的に相手を変えることはできないと考えると、相手への過度な期待はもちろんのこと、相手の変化を求め続けることがいかにバカげていることかを実感できます。相手は変わらないし、変える気もないのであれば、自分ができるだけ変わり、それでも事態が改善しないなら辞めるというのもいいでしょう。
いずれにしても、これ以上は時間の無駄という判断をしたら、退職代行サービスを使ってさっさと辞めてしまい、心機一転頑張った方が自分のためになるでしょう。
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