退職代行 体験談
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【退職代行 体験談】 建築業|間近に迫る50連勤…ギリギリの状態で兄から教わった“ある”会社

最終更新日 2022年9月14日
左官業の会社に入社したHさん(20代、男性、東京都在住)にお話を伺わせていただきました。退職を決めたきっかけとなった連続勤務。そこには会社独自の仕事へ取り組む考え方と現場仕事という特殊な職場環境がありました。

くらげ
今回退職した会社ではどのようなお仕事をされていましたか?

Hさん
左官をやっていました。

くらげ
左官とはどういうお仕事なんでしょうか?

Hさん
壁を塗る専門職で新設の建築現場の壁を塗ったり、古くなった建物の補修をしたりしていました。

くらげ
壁を塗る職人さんということですか?

Hさん
そうですね。

くらげ
左官職人になろうと思ってこの会社へ入社されたんでしょうか?

Hさん
いや、左官職人になりたいとは思ってなかったです。というより、そもそも左官業に興味はなかったですね。

くらげ
そうなんですか、ではどうしてこの会社へ入社されたんでしょうか?

Hさん
学生時代、就職を考えていた候補のなかでこの会社は唯一寮制度が整っていたんです。将来的に利用することもあるかと思い入社を決めました。

くらげ
なるほど、寮制度に魅力を感じて入社したということですね?

Hさん
はい。

くらげ
わかりました。では次に入社後の状況について伺いたいと思います。職場環境はいかがでしたか?

Hさん
職場環境は良かったです。上司=職人さんだったんですが、職人だからといって怒鳴ってくるようなことはほとんどなく丁寧に仕事を教えていただきました。

くらげ
職人さんといえば厳しいイメージがありますが、Hさんの入社した会社ではそうではなかったということですか?

Hさん
注意されることはよくありましたが、理不尽な怒り方をされることはなかったです。

くらげ
単刀直入に伺いますがパワハラはありませんでしたか?

Hさん
パワハラは全然なかったです。

くらげ
わかりました。ではお仕事に関しては何かありましたか?

Hさん
やりがいを実感できる仕事だなと思いました。自分が関わった現場が完成していく姿を間近で見られるのは嬉しかったです。

くらげ
自分の仕事の成果が間近で確認出来るというのは達成感がありそうですね。

Hさん
はい。達成感は大きかったです。

くらげ
ではそういった状況を踏まえ、どうして退職を考えるようになったのかお聞かせいただけますか?

Hさん
入社して1年ぐらい経ったころから休養がとれなくなったんです。

くらげ
休養がとれなくなった?

Hさん
原因が二つあって、一つは連勤をしなければならなくなったんです。入社からしばらくは担当現場が幼稚園など小さな施設だったんですが、1年経ったぐらいから国際展示場の大きな現場へ移動になったんです。それからは連勤が続くようになりました。

くらげ
大きな現場になると連勤が必要となるんですか?

Hさん
そうですね。作業の進捗管理も難しくて納期に影響がでないように連勤が当たり前みたいな感じでみんな働いてました。

くらげ
なるほど。ちなみにそれまでは週の勤務はどれぐらいだったんですか?

Hさん
週6日勤務で日曜日だけ休日という状態でした。

くらげ
では連勤にともなって唯一の休日だった日曜日も働かなくてはいけなくなったということですね。連勤は最長でどれぐらいあったんですか?

Hさん
退職した月までが21連勤でした。その後の予定だと40~50連勤という話もありましたね。

くらげ
50連勤ですか…それはかなり大変ですね。

Hさん
しんどかったですね。

くらげ
わかりました。ではもう一つの原因についてお聞かせいただけますか?

Hさん
もう一つの原因はその業務と並行して覚えることが沢山あったということです。

くらげ
覚えることとは具体的にどんなことですか?

Hさん
左官は3年やって見習い卒業と言われる世界で、一人前になるために左官技能士という国家資格を取得しないといけないんです。通常の仕事と並行して専門用語や知識を覚えるのがとても大変でした。

くらげ
なるほど。連勤で疲れているうえに国家資格の勉強もしなければいけなかったということですね。

Hさん
そうですね。週6日勤務の時点でギリギリやっていたような状態だったので、この先ここで働き続けるのは難しいなと思うようになりました。

くらげ
そういった状況のなかでEXITへお問い合わせをいただいたということだったんですね?

Hさん
はい。きっかけは兄に退職について悩んでいる話をしたときにこういう会社があるよって教えてもらったことでした。

くらげ
退職代行という言葉を聞いてどんなイメージをもたれましたか?

Hさん
今まさに自分に必要なものなんじゃないかと思いました。なのですぐに問い合わせをしてその日のうちに代行の依頼まで行ったと思います。

くらげ
そうだったんですね。実際に退職代行をご利用いただいた感想はいかがでしたか?

Hさん
依頼した次の日に会社へ連絡してもらったんですが会社から連絡が来ることもなく、スムーズに退職出来たので利用してよかったと思います。

くらげ
そうおっしゃっていただけますと何よりです。それでは現在はどのようにお過ごしなのかお伺いさせていただけますか?

Hさん
今はアルバイトで警備の仕事をしています。正社員登用制度もある会社なのでとりあえずはアルバイトとして働きながら、いずれは社員になることも考えているような状況です。

くらげ
すでに次の会社へお勤めになられているんですね。

Hさん
はい。代行してもらった翌月から今の会社で働いています。

くらげ
前職の時と比べていかがですか?

Hさん
今の職場は割とシフトに自由がきくのでしっかり休養をとって就業出来るようになったことが前職との違いだと思います。

くらげ
しっかり休養をとれるようになったということでよかったです。お仕事は続けていけそうですか?

Hさん
そうですね。今のところは順調です。

くらげ
そうですか。それは何よりです。

くらげ
それでは最後にこの記事をご覧いただいている読者の方へメッセージをお願いします。

Hさん
今回の経験を通じて僕は「一つの会社で働き続けなければいけない」という固定観念は必要ないんだと感じました。一つの会社でうまくいかなかったら次の会社でまた頑張ってみてもいいと思うんです。だからもし僕と同じような固定観念をもって悩んでいる人がいたら別にそこに縛られる必要は全然ないということを言いたいですね。
まとめ
思うように休養がとれなかった前職の会社を退職し、現在は警備の会社へ勤められているHさんにお話をお伺いしました。連勤が当たり前といった長時間労働を強いるような会社にお勤めの場合、なかには体調を崩してしまう方もいらっしゃると思います。
Hさんがおっしゃるように一つの会社で働くという考えに縛られず、思い切って新しい会社への転職を検討されてみるのも労働環境を変える一つの手段と言えるでしょう。その際、退職を切り出せず困ってしまうようなことがございましたらEXITへ一度ご連絡いただければ幸いです。
ライター:くらげ
◎EXIT −退職代行サービス−とは?
EXIT株式会社が提供するサービスで、「辞めさせてもらえない」「会社と連絡を取りたくない」などの退職におけるさまざまな問題に合わせ、退職に関する連絡を代行してくれる。相談当日から即日対応が可能で、 会社との連絡は不要。離職票や源泉徴収票の発行確認など、退職後のフォローも行ってくれる。