退職の相談先8選! 友人から退職代行サービスまで
退職するときには不安がつきもの。人間関係のトラブルがあったりすればなおさらです。そんな自分の気持ちを打ち明けられる最適な相談相手は一体誰なのでしょうか。
相談の相手とタイミングを誤ってしまうと、状況が好転するどころか問題がこじれてしまい、余計に退職しづらい状況になってしまうことも。特に、職場での人間関係が原因で退職する場合は、相談相手をより慎重に選ぶ必要があります。
今のあなたに必要な相談相手は誰なのか。この記事では、想定される8つの相談先について取り上げ、どのような状況の人が相談すべきなのかを説明します。
自分の周囲にいる人に相談する
相談先として最初に考えるのは、自分の周りにいる人たち。会社の上司や同僚、家族がそれにあたります。会う機会が多いため、相談するタイミングが生まれやすい反面、近しい関係だからこそ生まれるデメリットもあるのです。
ここでは、それぞれについてのメリットとデメリットを紹介します。
上司
会社の上司は、あなたの仕事の状況や役割について最も把握している人物です。退職までの社内での手続きや、他の社員への引き継ぎについて相談するならベストな相手といえます。
しかし、場合によっては執拗な引き止めにあったり、あえて辞めにくい状況を作られたりすることもあります。ですので、退職が決定する前に上司に相談をすることはおすすめできません。
しっかりの自分の中で退職の意思を固めてから、退職の「報告」をし、その後の流れなどについて相談するのが良いでしょう。
同僚
会社の同僚は、業務上の悩みやトラブルについて相談するにはうってつけです。気軽に相談できるだけでなく、よき理解者として同じ目線でのアドバイスがもらえるかもしれません。
しかし、退職の相談については慎重になる必要があります。何かの理由で、その噂が社内に広まってしまうと、相談相手の同僚と険悪な関係性になるばかりか、会社に居づらい雰囲気になってしまうかもしれません。
相談するのであれば、「退職したい」などの内容は伏せて、業務上の相談に留めましょう。
家族・友人
家族や友人は、会社とは関係がない立場なので、より気楽に、遠慮のない相談をすることができます。退職についての話をしても、その噂が広まる心配はありませんし、抱え込んでいる悩みを吐き出したいときには頼りになる相手になるはず。
ただし職場と関係のない立場ゆえに、具体的なアドバイスや解決策がもらえることが少ないのも事実。あくまでも自身の気持ちを整理して前へ進むための足がかりとして相談するのがいいでしょう。
公的な相談窓口を活用する
退職にあたって、すでに何かの問題が生じていて、解決したいと考えているのであれば、周りの人たちへの相談だけでは不十分かもしれません。公的な相談窓口へ赴き、専門の相談員に話をすることで正確な情報を得ることができ、適切な対応ができます。
総合労働相談コーナー
総合労働相談コーナーは、全国の都道府県労働局や労働基準監督署など380箇所に設置されている、労働者のため相談窓口です。
相談できる内容は、職場でのいじめ・嫌がらせやパワハラ、不当な配置転換、賃金の引き下げなど、あらゆる分野の労働問題。「予約不要」かつ「無料」で専門の相談員に相談できます。
最大の強みは、問題解決のための情報提供をワンストップで行なっているという点。紛争が起きたとき、「個別労働紛争解決制度」を利用することで、助言・指導、専門家のあっせんまで無料で対応してくれます。
退職関連の悩みがあれば、まずはこちらに相談してみるのがいいでしょう。
法テラス
法テラス(日本司法支援センター)は、総合法律支援業務を迅速かつ適切に行なう目的で、国が設立した法人です。
法的なトラブルを抱えてしまったとき、「だれに相談すべきか」、「どのような解決方法があるのか」といった疑問を解決してくれます。問題解決への道案内を得意とする法テラスには、法律相談の入り口として最適な相談先と言えるでしょう。
また、経済的に余裕のない方には弁護士・司法書士費用を立て替える扶助サービスも行っており、さらに法テラスに契約している弁護士・司法書士に3回まで無料相談できる仕組みもあります。
日本労働組合総連合会
日本の労働組合のナショナル・センターである「日本労働組合総連合会」でも、無料の労働相談を受け付けています。
労働組合は労働者の味方であるため、セクハラやパワハラなど職場でのあらゆるトラブルに関する相談により親身に応じてくれるはず。
相談だけでなく実際の退職までサポートしてもらいたい場合は
すでに修復不能な人間関係のトラブルが発生していたり、自身の健康に支障をきたしている場合には、ただ相談に応じてもらえるだけでなく、具体的な解決までサポートしてくれる相談先に助けを求める必要があります。
弁護士
労働相談など手を尽くしたにもかかわらず、状況が一向に改善しなかったり、すでにトラブルが発生して自力解決が難しくなったりしている場合には、思い切って弁護士に相談してみましょう。
費用はかかるものの、法的な手続きを踏んで問題を解決してくれるため、「退職の話を会社に持ちかけても聞きいれてもらえない」「しつこく悪質な引き止めにあっている」といった場合でもきちんと退職することができます。
退職代行サービス
「とにかく今すぐに会社を辞めたい」という方には、退職代行サービスもおすすめ。LINEや電話で問い合わせるだけで、退職に関わる連絡を代行してくれます。
問い合わせたその日に連絡を代行してもらうこともでき、退職届の提出や貸与品の返却も郵送で済ませられるため、「もう上司や同僚と会いたくない」という方や、出社することに強いストレスを感じてしまう方でも、安心して退職をすることが可能。
また、離職票や雇用保険被保険者証などの必要書類に関しても、会社から郵送するよう段取りを進めてもらえるので、全てを一任していれば退職後の不安も解消されるでしょう。
まとめ
退職の相談と言っても、その内容はさまざま。退職の決意を固めるために背中を押してもらいたいのか、退職までに必要な手続きについて知りたいのか、あるいは職場内の人間関係のトラブルを法的に解決したいのか……。
自分が今置かれている状況や、求めている情報をしっかり把握した上で、正しい相手に相談すれば、きっと心強い味方になってくれるでしょう。
あらゆる悩みに対して必ず相談先はあります。退職についての悩みを抱えている方は、1人で抱え込まずにぜひ誰かに相談をしてみることをおすすめします!
◎EXIT −退職代行サービス−とは?
EXIT株式会社が提供するサービスで、「辞めさせてもらえない」「会社と連絡を取りたくない」などの退職におけるさまざまな問題に合わせ、退職に関する連絡を代行してくれる。相談当日から即日対応が可能で、 会社との連絡は不要。離職票や源泉徴収票の発行確認など、退職後のフォローも行ってくれる。
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