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【退職代行 体験談】 造園業|退職代行サービスは使わないのが一番。使ったからこそ分かる「使わざるを得ない」状況

【退職代行 体験談】 造園業|退職代行サービスは使わないのが一番。使ったからこそ分かる「使わざるを得ない」状況

最終更新日 2022年9月14日

Kさん(30代、男性、愛知県在住)は未経験の造園会社へ転職。しかし、入社して間もなくKさん以外の社員はいなくなり、ほとんどの業務が新人のKさんに任されることに。そんな中で徐々に社内での杜撰な管理や無茶な働かせ方に気づくKさん。あるきっかけを元に一度は自ら社長に退職を切り出したというKさんですが、どうして退職代行EXIT(以下、EXIT)を利用することになったのでしょうか?

ざきおか

それでは早速前職にお勤めになられるまでの経緯をお伺いしたいんですが、前職には中途での入社でよろしかったでしょうか?

Kさん

はい、そうですね。

ざきおか

どのような経緯でそこに入社することになったのでしょうか。

Kさん

以前は本屋で働いておりまして、そこはアルバイトを経て正社員として勤務しておりました。四年ほど勤めさせていただきましたが、そこも労務環境が悪く、心身ともに少し不調を抱えてしまい、退職しました。

ざきおか

以前のお勤め先でもそういったことがあったんですね。

Kさん

その後、失業保険をもらいながら造園のカリキュラムがある職業訓練校に通い、半年ほど造園の勉強をしました。その間に求人をハローワークで調べたり、訓練校の同期と話をしている中で今回の職場を見つけたので、応募してみたという経緯ですね。

ざきおか

なるほど。応募した結果、縁あってそこへの就職が決まったということですね。

Kさん

まあ、即採用みたいな感じでしたね。

ざきおか

入社してすぐに現場に派遣されていたんでしょうか?それとも初めは勉強からでしょうか?

Kさん

おそらく社長としては「勉強」という意味で現場に派遣していたのだとは思うんですが、人も足りていなかったので、実際は僕も動けないといけないような環境でした。

ざきおか

その様子ですと社員はあまり多くはなかったんですかね?

Kさん

求人票には3人と書かれていたんですけど、実際に入社してみると1人しか残ってなくてですね。

ざきおか

そんな状況だとKさんが動けないとどうしようもないですね…。

Kさん

しかも、そのもうひとりの社員が少し問題でして…。

ざきおか

と言いますと?

Kさん

社内外に対して問題を起こしやすいタイプで性格が相当きつかったです。僕たちの倍くらいの年齢で派遣会社から派遣されてきた方に対しても「おい、お前」みたいな態度を取るんですよね。

ざきおか

それはだいぶきつい性格をしてるようですね…。

Kさん

かなりの問題児で、ただ結局彼自身はそのうちクビになります。僕が入社して3ヶ月くらいですね。

ざきおか

それじゃあ結果的にKさん1人になってしまうわけですね。

Kさん

そういうことですね。入ってまだ仕事もろくに覚えられていない段階で、ってことになります。

ざきおか

こういう言い方もあれですけど、その問題児がいたことでの負担もあったかとは思うんですが、今度はいなくなったことで別の負担というものが。

Kさん

どんと負担が増えましたね。彼が辞めたことで多少楽になるかなと思ってる部分はありました。

外部の派遣の方にたくさん助けていただいたんですが、そもそも社長が現場に常駐する人ではなく、また、夏ごろ入社してきた方が過去に脳疾患を患っていて満足には作業が出来ないなどもあり、大変でしたね。

ざきおか

Kさんは入ってすぐにいろんなプレッシャーも受けながらのお仕事だったんですね。

Kさん

そうですね。それで入って半年の秋くらいに「これはちょっと無理かもな」と思い始めて。

ざきおか

お仕事を続けるのがということですかね?

Kさん

造園自体は全くはじめての業種だったのでまだ適性があるかどうかは判断しかねていたんですが、少なくともこの会社で続けるのは無理だなと思い始めていました。

ざきおか

その頃にKさんが何か具体的に行動したことはありますか?

Kさん

それが12月の頭に仕事中に怪我をしまして。指先が飛びかけたんですけど。

ざきおか

うわあ…何か機械ででしょうか?

Kさん

そうですね。その日は本来休みということにはなっていたんですが、年末の繁忙期ということもあって「出てよ」と社長からまあ当然の感じで頼まれて。

ざきおか

当然の感じでですか…(笑)

Kさん

それで僕と未経験のもう1人で庭の剪定をしていたんですが、その時に指先をズバッと斬ってしまって。現場は当然ストップさせてすぐに病院に行きました。縫ってもらって固定して、包帯ぐるぐるで現場に戻ってきて。利き手の右手をやってしまったので作業ができなくて。そのことを電話で社長に報告したんですが、返事は「いや、やってよ」でした。

ざきおか

そんな……。

Kさん

作業があとこれだけあって、全部はできないですよと報告したんですけど「やれるだけやってきて」という返事で。そんな状況だと伝えてるのに本人は現場に来ず。そのときですねもう辞めようと決めたのは。

ざきおか

そう思ってもしょうがないかと思います。

Kさん

病院で止血してるときにも辞めどきなのかなとは思ったんですよ。造園やってるのにこんなヘマするなよって。怪我自体は完全に僕自身の不注意なので。

ざきおか

そこに社長からの追い打ちでしょうか。

Kさん

はい。労災を申請して翌日からはしばらく休みをもらって。それで年末に社長に辞めさせてくださいと電話をしました。

ざきおか

どういう返答だったんですか?

Kさん

「何言ってるんだ、ふざけるな」と怒られまして…。前の職場でもちょっとメンタルをやられていたこともあって、そういう悪意的なものに対しての耐性が強くなくて、ちょっとこれは顔を合わせて働くのは無理だと思ったので退職代行サービスを探したというのが退職を決めてからの流れになります。

ざきおか

Kさんは今ご自身で耐性がないとは言いましたが、これを言われたら誰でも嫌だと思いますよ。

Kさん

そうですよね。ただ、その電話した日はひどくって、立ち上がっても頭がグワングワンして倒れてしまうようなこともあって。

ざきおか

結構ダメージがあったみたいですね…。

Kさん

なので、ある意味ではその怪我をしたときが一番の退職のきっかけというものになりますね。友達からもそう言われました。

ざきおか

お友達からですか?

Kさん

もともと僕がそういう環境で働いていたことを知っていた友達なんですが、怪我のことを知った時に「それはきっかけだよ。もう辞めようよ」っていうことを言われて。

ざきおか

お友達もそれだけ事情を察していたということなんですね。

さて、それではEXITを使う際のお話をお伺いします。社長とは一度お電話で退職のお話をされているということですよね?

Kさん

そうですね。その時にさっきみたいなことを言われたので、どうしたものかと考えていたら(サービスを)見つけたという感じですね。なのでお正月の三が日くらいはずっと調べてました。

ざきおか

退職代行というサービスの存在についてはいつ頃からご存知でしたか?

Kさん

もう自分ではどうしようも出来ないと、退職について手立てをいろいろ調べていたらそういうサービスがあるということを知りました。なので知ったのはサービスを使う直前ですね。

ざきおか

「退職 方法」で調べるという方はよくお聞きします。それでは、いくつかあるサービスの中からEXITを選んでいただいた理由はありますか?

Kさん

そのときは確実性というものが欲しかったんですよ。信用した部分としては、業界全体の黎明期といいますが、当初から引っ張っているということだったので。この業界に限らず、後追いというのは、付け焼き刃ではないですけど心配になってしまう部分があるので。

ざきおか

弊社としても黎明期からやらせてもらっているという自負がありますので、そこを信用していただけたのは嬉しいですね。

それでは、サービスを使って退職されたあとはいかがお過ごしでしょうか?

Kさん

怪我も治りまして、違う仕事ができるようになったので、転職エージェントさんに登録して、次どういう仕事につくかということを考えながらアルバイトをしています。面接も一応残っていて、友人からアドバイスをもらって会社はなるべく大きいところに。

ざきおか

過去の経験からですかね。たまたまかもしれませんが、小さいからこそ管理が杜撰になるという可能性はありますからね。

Kさん

そうですね。少なくとも管理意識をきちんと持っているところ…まあ要するに普通のところですね(笑)

ざきおか

(笑)でも、入社するタイミングでは分からない部分ですからね。慎重になってしまうかもしれませんね。Kさんの次の職場が早く決まることをお祈りしております。

それでは最後なんですが、Kさんから今、別の新しいステージに進みたいと考えている人に対して何かアドバイスをいただけませんか?

Kさん

使った身で言うのもなんですけど、このサービスは使わないのが一番ですよね。

ざきおか

おっしゃる通りですね。

Kさん

けど、使わざるを得ない状況というのはあるわけですよ。一番良くないのは自然消滅だと思ってます。手続きなんかでも後から絶対に困ることになりますし、あとは自分自身が結局引きずってモヤモヤしてしまうと思うんですよね。だったらもう誰かに頼ってでもケリを付けてしまったほうがスッキリすると思います。

ざきおか

なるほど、そうですよね。

Kさん

このインタビューで言うのも変な話ですが、そもそもこういう業者が生まれること自体が間違ってますよね…(笑)

ざきおか

そうですね。こういうサービスが生まれてしまう社会が間違ってるんですよ。

Kさん

「辞めたいです」に対して「ダメです」って言われる現状があるから生まれてるわけですよね。

ざきおか

そうですね。なので我々としてはそういう会社の存在が広く認知されて、淘汰されることで、我々のような業種も早くなくなってしまうことを祈っています。

Kさん

お言葉ですが、おっしゃる通りですね(笑)

まとめ

退職を切り出すも、社長に一蹴されてしまい、退職代行を利用することになったKさん。
ご自身でも「使わないのが一番」と言いながらも、使わざるを得ない状況、使うことでケリを付けることの重要性を語っていただきました。

退職を認めないというのは本来あってはならないものですが、少なからず存在するのが現状です。早くこのような現状がなくなってほしいものですが、もしお困りの方がいればEXITにご相談ください。

ライター:ざきおか

23歳。前職はIT系。EXITを利用して前職からのEXITを試み、そのままEXITに入社。

◎EXIT −退職代行サービス−とは?

EXIT株式会社が提供するサービスで、「辞めさせてもらえない」「会社と連絡を取りたくない」などの退職におけるさまざまな問題に合わせ、退職に関する連絡を代行してくれる。相談当日から即日対応が可能で、 会社との連絡は不要。離職票や源泉徴収票の発行確認など、退職後のフォローも行ってくれる。

退職代行サービス「EXIT」

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