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やめニュース|3月(コンビニ24時間営業廃止、イチロー引退など)

やめニュース|3月(コンビニ24時間営業廃止、イチロー引退など)

最終更新日 2019年4月18日

今月のやめニュースは「コンビニ、24時間営業をやめる」「キラキラネームをやめる」「イチロー選手、現役をやめる」「有給休暇取得、義務化がはじまる」という4つのニュースを取り上げてみました。

4月に入り、桜の見頃も過ぎつつありますが、多くの人が新しい生活に胸を躍らせていることかと思います。
そんな中でも、何かを「やめたい」「変わりたい」と考えている人がどこかにいるはず。そんな人たちに向けたニュースを今月も紹介します。

それでは、いってみましょう。

1.セブンイレブンオーナーら24時間営業廃止の訴え


2019年2月27日、東大阪市にあるセブンイレブンのフランチャイズ加盟店のオーナーがセブンイレブン・ジャパン本社に対し営業時間短縮を支援することを要求しました。これに対し本社は時短店舗の実験的な導入を開始し、コンビニの在りかた、働き方が見直されるきっかけとなりました。

コンビニは一昔前であれば業務がラクで学生などのアルバイト先として人気の勤め先というイメージがあったかと思います。
しかし近年では、業務の多様化や人手不足、店舗責任者の長時間労働による過労問題などブラックな印象を抱いている人も少なくないと思います。

コンビニの24時間営業については以前から懐疑的な意見はあったかと思います。従業員に過大な負担を強いてまで深夜や早朝時間の営業は本当に必要なのでしょうか?
筆者の個人的な意見としてはホットスナック類の多様化、それに伴い深夜や早朝の従業員が仕込みや清掃業務に忙殺されながらその他の業務も同時に行うのだという話を聞くと業務が過大過ぎるのではないかという気がしてなりません。

営業時間などについて今後あり方が検討されるとのことですがそれについて不満を持つ人は少ないと思いますし、むしろ賛成意見の人も多数いらっしゃるのではないでしょうか。
時間短縮店舗の実験的な導入やセルフレジや電子決済拡充への取り組みなど出来る限り従業員が行う業務を減らしたり効率的な働き方こういった取り組みが広がればいいのではないかと思います。

改めて働く側、利用する側、双方にとってより良いコンビニの在り方とはどのようなものなのか考えさせられるニュースでした。

2.名前を改名した18歳、男性。本名が「王子様」


「王子様」と名づけられた18歳、男性が2019年3月10日、自身が在住する山梨県の甲府家庭裁判所から改名の申請について認められたという。男性の名前は赤池肇さん。
ツイッターで「名前変更の許可が下りましたァー!!!!!!!!」と改名を公表すると、13万RTされ、大反響を呼んだ。

最近では名前がアニメのキャラクターのようだったり難読な当て字のいわゆるキラキラネームと呼ばれる名前の子どもが少なくないようです。

名前をつけた親の側からしてみれば、もちろん何か理由があって命名しているものかとは思います。
しかし、命名された当の本人は名前が原因で学生生活においては周囲からからかいを受けたり、就職活動では不利な印象を企業から持たれてしまうなど、公の場で名前が原因で苦しい思いをすることがあるかもしれません。
赤池さんはそういった名前によって苦しんでいるなら、自分で名前を変えることができるということを社会に発信してくれたのではないでしょうか?

是非名前を変えて心機一転、今後の人生を豊かに送ってほしいと思います。

3.イチロー選手、引退を表明


2019年3月21日、東京ドームで行われたマリナーズ対アスレチックスの試合終了後、イチロー選手が会見を行い、引退の意向を表明しました。
イチロー選手は2018年のシーズン途中から、会長付補佐という役職につき試合には出場していませんでしたが、今年は開幕前のオープン戦から積極的に起用されていました。しかし、成績が思うように振るわず、シーズン開幕後も連続無安打が続く苦しい状況が続く中、会見で引退の意向を発表されました。
会見では後悔や思い残すことはありませんかとの質問に対して、「後悔はない。人よりも頑張ったとは言えないけど、自分なりに頑張ったとはハッキリ言える」と答えるなど最後までイチロー選手らしい言葉で会見されました。

イチロー選手といえば日本プロ野球での7年連続首位打者記録やメジャーリーグシーズン通算最多安打記録更新、日米通算4363安打など数々の輝かしい記録を残した日本のみならず世界的に有名なスター選手ですが試合に向けた日々の準備練習や同じものを続けて摂取するなど食習慣に気を使うなどプロとしてのストイックな姿が大変印象的でした。

引退後の去就については今のところ明言はされていませんが現役時代とはまた違ったかたちで、現役時代さながらのプロフェッショナルな姿で大勢の人を魅了するような活躍をしてほしいですね。

4.有給休暇取得の義務化が開始


2018年6月29日、働き方改革関連法(働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律案)が国会で成立しました。中でも大きな改革の一つが有給休暇取得の義務化(10日以上の有給休暇が付与される労働者に対する使用者の5日についての時季指定義務)です。有給休暇取得の義務化は2019年4月から開始となり、休暇をしっかり取得することによって過労の防止、労働者のさらなる勤労意欲の向上などが期待されます。

「働き方改革」という言葉が叫ばれて久しくない今日ですが、有給休暇の取得といえば数年程前までは「休みをいただくのは会社に申し訳ない」といった労働者側の反応や、「会社のために使わないようにするべきだ」といった暗黙の了解のようなものがあったかもしれません。

しかし、現在では有給休暇の取得は労働者の権利であるという考え方が定着しつつあり、会社側の対応としても有給休暇の取得を社内規則として明言するなど積極的に取得を推奨するかたちで対応しているところも増えているようです。ただ、多くの会社が取得を推奨しているとはいえ、前向きな会社ばかりというわけではないようです。

弊社サービス退職代行EXITにも有給休暇について色々なご相談があります。「勤めている会社から有給休暇の取り方について、一切の説明がなされなかった」「有給休暇を取得したという社員がおらず勤めている自分の会社には有給制度は存在しないものと思っていた」等、様々なお話をお伺いしております。

そもそも、有給休暇の取得を認めないということは違法な行為です。2019年4月1日以降は年5日の時季指定義務が適用され、違反した使用者には従業員一人あたり最大30万円の罰金が発生します。今後はこういった取り組みが始まりますが、それでももし有給休暇の取得について、どうしても解決できない悩みがあるのなら、一度、労働局や労働基準監督署などの機関へご相談してみてはいかがでしょうか?

まとめ

コンビニは多くの人にとってなくてはならない存在ということは言うまでもありませんが、労働者と利用者お互いにとって望ましい関係が築かれることが社会的に求められているといえるでしょう。

自分の名前を使うことをやめるというのはなかなか大きな決断です。イチロー選手からも、これから「イチロー」という名前をどうしていくのかについて思案するコメントがありました。

労働環境、名前、仕事。
長く続けてきたことをやめるには、周りの理解も必要ですが、一番必要なのは自分の意思です。

環境を変えるために、今、何か「やめて」みませんか?

以上、今月のやめニュースでした。

ライター:くらげ

23歳、EXIT社員。前職はフリーター。すでにEXIT社員であった友人からの誘いで退職代行EXITと出会い、フリーター卒業を決意。

◎EXIT −退職代行サービス−とは?

EXIT株式会社が提供するサービスで、「辞めさせてもらえない」「会社と連絡を取りたくない」などの退職におけるさまざまな問題に合わせ、退職に関する連絡を代行してくれる。相談当日から即日対応が可能で、 会社との連絡は不要。離職票や源泉徴収票の発行確認など、退職後のフォローも行ってくれる。

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