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めよちゃんの「今」を生き抜く処世術|【第1話】業務過多ハラスメント

めよちゃんの「今」を生き抜く処世術|【第1話】業務過多ハラスメント

最終更新日 2019年3月12日

「我慢」してること、多くないですか?

昨今、さまざまな「ハラスメント」が問題になっています。パワハラ、セクハラが代表的ですが、他にもモラハラ・スメハラ・テクハラ…その種類は多岐にわたり、30種類以上あるとも言われています。
何気なく我慢していること、それ、ハラスメントかもしれません。また、気付かないうちに自分が加害者になってしまっている場合もあります。それだけ身近に、ハラスメントは潜んでいるのです。
ハラスメントは時に、深刻な問題へと発展することがあります。無理がたたって体調不良になったり、本当は働きたいのに退職せざるを得なくなったり…

おや?ここにも、悩めるOLがいるようです。様子を伺ってみましょう。


どうやら自分の能力以上の仕事を任されてしまったようです。

なぜハラスメントは発生するのか

ハラスメントは往々にして「自覚がない」ことが多いです。
「コミュニケーションの一環のつもりだった」「こうするのが相手のためだと思った」「好意的に思っているからこそやった」などを理由に挙げる加害者がいる一方、「この会社しか知らないのでこれが当たり前だと思っていた」「実害を被っているわけではないので何か言うのは失礼かと思った」など、自分がハラスメントを受けていることに気付いていない被害者もいます。

自分で自分を追い込んでしまい、めよちゃんと同じような悩みを抱えている方はたくさんいるのではないでしょうか。

被害者にならないために

残念ながら、自覚のあるなしに関わらず、ハラスメントをおこなってしまう人たちは一定数存在します。
ハラスメントの被害を受けず、良い環境で仕事を続けるために必要なこと、それは「声をあげること」ではないでしょうか。

ハラスメントは、「している側がいつか気づいて、反省し、やめてくれる」…なんてことはまずありません。指摘を受けない限り、「これが普通」と思い続けるだけです。
まずは、被害を受けている側が「これはハラスメントだ」「抗っていい、嫌だと言って良いことだ」という自覚を持つことから始まります。
我慢をやめて、自分の納得できる職場環境で働きましょう。

「業務過多ハラスメント」を避けるためにやるべきこと

さて、入社早々「業務過多」というピンチに陥ってしまっためよちゃんですが、どうやって切り抜けるのでしょうか。


「頼まれたら断れない」…そんな方いませんか?面と向かって言われたことって、たとえそれが自分の気の乗らないことだとしてもつい了承してしまいがち。それは上司の方も同じで、「面と向かってNOと言われたことを、再度やれとは言いづらい」のです。非常に勇気のいることではありますが、「ここまではできるがこれ以上は自分の能力では無理」というラインをこちらから提示することで、「あなたは過剰な要求をしてしまっていますよ…」ということを暗に伝えることができます。
ただし、単に「できないよ〜!」と駄々をこねても根拠がなく聞き入れてもらえる可能性が低いので、伝える内容には工夫が必要です。「なぜできないと考えるのか」「どうすればできるようになるのか」「期限はいつか」などを具体的に示すことで、相手が部下の話を聞いてくれる人であれば、十分納得してくれるでしょう。

デキる大人の「メタ認知」

「メタ認知」という言葉をご存知でしょうか?すっっっごくざっくりと言えば、「自分の状態を客観的に見る」ということを意味します。詳しくはググってね。

近年、この「メタ認知」がビジネス面でも注目されており、研修のひとつに盛り込む企業も出てきています。理由として、メタ認知能力の高い人は
①自分の能力と業務内容を客観的な視点で理解して可能/不可能を判断し、②不可能だった場合、なぜ不可能なのかを分析し、③改善・向上を図り実践する、というプロセスを踏むことで、常に成長することができるためです。

「できないと言ってしまったら評価に関わるのではないか」と心配な方もいらっしゃるでしょう。でもよく考えてみてください。自分で言っても言わなくても、自分の能力は変わりません。言わなかったからといってできるようになるわけではないですよね。
だったら事前に宣言してリスクヘッジすることで、たとえ間に合わなかったとしても責任が自分だけに集中することを避けられます。
管理する側も楽になります。
ね?良いことづくめだと思いませんか?

まとめ

テレビなどでニュースとしてとりあげられるハラスメントは、「罵倒されて人格を否定された」「給与を支払わないと脅された」等のとても悪質なケースが目立ちます。職場にそういったことを平気で行う人がいる場合、さっさと退職してしまうのも一つの手です。心に負った傷はそう簡単に癒えません。元気なうちに退職したほうが良いでしょう。

小さい頃から「喧嘩をしてはいけません」「人に迷惑をかけてはいけません」と育ってきた私たちは、大人になった今でも「和を乱す」ことを極端に避けたいと思う人がとても多いように思えます。良い教えであることに違いないのですが、誰かがつらい思いをしてまで保たれる「和」は本当に素敵なものと言えるのでしょうか?
それよりは、すべての人が気持ちよく快適に過ごせる職場のほうがずっと魅力的だと思います。

優しい人や真面目な人であればあるほど、自分に起きていることは「これくらい我慢しなきゃいけないのかな」と思ってしまう傾向にあります。でも、そうではないのです。
ハラスメントに対して、我慢は必要ありません。嫌だと、拒否して良いものです。
本連載では、そんな「これっておかしいのかも・・・?」という、自分自身では判断しかねるような内容を、我慢することなく改善できる方法を考えていきます。

これから、様々なハラスメントと対峙するめよちゃんの奮闘の日々を見守ってあげてください。
よろしくお願いします。

ライター:ぽったー

EXIT社員。新卒で教師になるも、あまりの忙しさに「この仕事を大好きと思えるうちに辞めよう」と退職を決意。4カ月間辞めると言い続け、ようやく退職。
度重なる面談ですり減ったHPを回復させていたところ、退職代行EXITとめぐりあう。

◎EXIT −退職代行サービス−とは?

EXIT株式会社が提供するサービスで、「辞めさせてもらえない」「会社と連絡を取りたくない」などの退職におけるさまざまな問題に合わせ、退職に関する連絡を代行してくれる。相談当日から即日対応が可能で、 会社との連絡は不要。離職票や源泉徴収票の発行確認など、退職後のフォローも行ってくれる。

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