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退職代行は“勇気の購入”、EXIT社員の熱い座談会

退職代行は“勇気の購入”、EXIT社員の熱い座談会

まだまだ謎の多い新領域のサービス、退職代行。多くの退職代行サービスが乱立し始めているなかで、業界を牽引するのが退職代行サービス「EXIT」(以下、EXIT)。本日はEXITを運営している「EXIT株式会社」の社員たちに、座談会形式で退職代行業務に対する熱い想いを話してもらった。

ざきおか

入社5か月。前職はIT職。日付をまたぐような残業が重なりEXITを利用して退職を試み、そのままEXITに入社。今回の企画の提案者。

水谷稔

入社6か月。教育担当。前職でセクハラとパワハラが酷すぎて飛び出してきた。

かぶとや

入社4ヶ月。広告代理店と大手製造小売業での勤務を経て入社。「やめる」をポジティブに考えるメディア “REBOOT”を運営している。

竜飛岬りんご

入社4ヶ月。小説家を志しているがEXITの業務に没頭するあまり小説は全く書き進んでいない。

どうしてEXITに?

ざきおか:お集まりいただきありがとうございます。

水谷:なんですか今日は?

ざきおか:今回は退職代行という新しい領域のサービスに携わってる人間が何を考えどういう気持ちで業務にあたっているのかという部分を語ってもらおうかと思っての座談会です。さっそくなんですが、皆さんどうしてEXITに?

竜飛岬:自分はですね、兄や大学時代の先輩が仕事でパワハラを受けてるという話を聞いたんですよ。フライヤーの油をかけられたり、殴られたり…。

水谷:うわあ…。

かぶとや:エグいですね…。

竜飛岬:明るかった先輩がみるみる元気がなくなっていくのを見てこれはヤバいなと。何か労働問題的なところに関われないだろうか、というときにTwitterで求人を見まして。
ざきおか:そういう環境で苦しんでいる人を見て、自分に何ができるか考えているときにEXITを見つけたということですね。

竜飛岬:まあ最初の面接は落ちたんですけど(笑)

かぶとや:え、そうだったんですか!?

竜飛岬:最初は社員のKさんと一緒に選考を受けたんですけど、Kさんが受かって自分が落ちました。

ざきおか:Kさんは仕事に対する熱意がすごいですからね。

竜飛岬:いや、あとで代表の岡崎に聞いたところによると「変な奴を取ろうと思った」って(笑)

一同:(爆笑)

ざきおか:じゃあここにいる奴は全員変な奴だってことですよね(笑)

竜飛岬:記事を読んだ方が不安になるんでやめましょう…。

ざきおか:仕事をやる部分ではちゃんとやってますから。それ以外の部分が多少変でも。

竜飛岬:まあ、仕事を任せることができないような人間は、代表にはじかれているはずですからね。

水谷:そういう内々の話はいいんだよ(笑)

ざきおか:(なんかいきなり不安になるカミングアウトが飛び出したな…。確かに多少クセは強いけど、全員業務に対しては真剣!!…なはず…。)

同じ境遇の人を助けたい

ざきおか:それでは続いて、かぶとやさんの話を聞きましょうか。

竜飛岬:かぶとやさんはEXITの利用者ですもんね。

かぶとや:僕は元利用者ですね。利用したと言ってもEXITへ入社することが決まったときに、一刻も早く今の職場を抜け出してEXITに入社したいという気持ちになったので利用したという感じですね。「辞めたくても辞められなかった」とかではないんで。

ざきおか:でもそういった転職を前にして、という事情がある利用者の方も一定数いますよね。

竜飛岬:どのタイミングで声かけられたんですか?

かぶとや:僕から連絡したんですよ。もともと代表の新野と知り合いで、EXITを立ち上げた話もFacebookで知っていたんです。当時は別に興味なかったんですけどね。でも今年の夏くらいに僕自身が職場の人間関係で悩んだことがあって。それが今年の7月、ちょうどEXITが話題になった頃で。

ざきおか:そうですね。たしかTwitterでバズったのがそれくらいの時期です。

かぶとや:当事者になってわかる部分もあるなって思って。世間では「退職代行サービスなんて必要ない、自分で言えばいい」というコメントを耳にしますけど、自分の力ではどうしようもない程追い詰められる状況、というのは自分自身や身近な人間が直面しないと分からないことも多いかなって思います。だからそういう意味でも自分がこの会社で働く価値ってあるのかなって。

ざきおか:やっぱ、自分がそういう経験をしてたり、身近にそういった人がいたりすると、依頼者の方々の気持ちは理解できますよね。

竜飛岬:自分と繋がる部分がありますかね。

かぶとや:そうですね。でも竜飛岬さんは優しいですよね。周りの人間を見て、自分が助けてあげようって行動まで移せる人はなかなかいないと思います。

ざきおか:(こうやって話してみると、それぞれが何かしらの思いを持って仕事に向き合ってるんだな…。ただクセが強い人間が集まっただけかと不安になったけど、“同じ境遇を体験してるからこそ助けたい”という共通の考えを持った人間がここには集まってる…!)

「仕事はお祭り」???

ざきおか:水谷さんの経緯を聞きましょうか。

竜飛岬:水谷さんは入社何番目ですっけ?

水谷:自分は代表を除くと2番目です。

ざきおか:だから変な人レベルで言うと2番ですよね。

一同:(笑)

水谷:経緯に関してはもう失業直後で…失業2日目とかにTwitterで求人のツイートがリツイートで回ってきて、それを見て応募しました。その後1次審査合格のメッセージが来たんですけども、来たのが夜の20時30分で。

ざきおか:遅くまで仕事してるなって思ったんですよね。

水谷:そうですね。「(なんかブラック企業撲滅を謳ってる割に、この時間まで仕事してるの?)」みたいな。

ざきおか:確かにそうですよね。

水谷:その疑問を純粋に質問したところ、「仕事はお祭りだと思っているから全く問題はない」と返事を頂いて。

かぶとや:代表からぶっ飛んだメッセージが(笑)

水谷:面接に行ったときも同じような話をされて、ただその言葉の意味っていうのを考えたときに、働くにあたって多かれ少なかれどこの会社に所属していても不満っていうのはあるじゃないですか。でもその“不満がまったくない”っていう意味で“仕事がお祭り”っていう職場が本当にあるなら、それは面白そうだなと。

かぶとや:とは言ってますけど水谷さんは社内でもかなり真面目な方ですからね~。

竜飛岬:基本真面目な社員しかいないと思ってます。変ですけど。

一同:ですね。

ざきおか:(“仕事はお祭り”ってすごい言葉だよなあ…。でも、ふざけながら仕事してるわけでもないし、実際働いてて不満を抱えることもない。労働環境、人間関係で悩んでる人たちが多い世の中で、自分たちの環境から変えていくのは理にかなってるのかもしれない。)

心に響く感謝の言葉

ざきおか:退職代行やってて良いところって何ですか?

水谷:やっぱ依頼者の方から感謝の声をいただいた時ですかね。

ざきおか:感謝の言葉をいただくことって多々ありますよね。その人が救われたんだなって感じるとホッとします。

竜飛岬:「自殺も考えた」「ご飯も喉を通らない」という方から「最近はちゃんと食べられるようになりました」というような声を聞くとやっててよかったなって思います。

水谷:人って悩んでるときって、案外全く知らない人を相手にする方が悩みを話しやすかったりするときもあるじゃないですか。

かぶとや:確かに。当事者同士で話し合っても平行線になりがちですし、そういうところに僕ら第三者が入ることで物事を進めることもできるという部分がありますよね。

竜飛岬:誰かに相談するだけでも気持ちが楽になるっていうのであればぜひ相談していただきたいですね。

勇気の購入

かぶとや:“辞められない”ってどうしてもいわゆるブラック企業が想起されますけど、そういう環境に関係なく、自分から退職だとかそういった意思を伝えることがどうしても苦手な人っていますよね。

ざきおか:性格っていうものがありますからね。しょうがない部分だと思います。

水谷:仕事が合わなくて辞めたいのだけれど、周りの人は優しいし、お世話になってるし、どうしても言いにくい。

竜飛岬:結構いらっしゃるんですよね。直接自分ではどうしても言い出せないから、辞めるきっかけの部分だけ助けてください、という方。

水谷:“勇気の購入”だなって思ったんですけど、自分でできない部分を誰かに任せるというのは合理的だと思います。それでその人が一歩先に進めるのであれば。

ざきおか:(何事でも一歩踏み出すって勇気を出さなきゃいけないんだろうけど、それができずに苦しむこともあるからな…。その人が一歩踏み出すために別の誰かが手を引いてあげられるといいんだよな。)

座談会終了

ざきおか:今日は皆さんありがとうございました。

かぶとや:少しずつEXITが新たな退職方法の選択肢として定着するといいですね。入社する方法はいくつかあるのに、退社する方法は一つしかないのってどうなのって思うんですよ。

ざきおか:でも、「そのサービス面白いね」って肯定してくださる方もおられますよね。

かぶとや:「そういうのもあるんですね~」とか「そういう時代なんですね~」とかいった反応をいただくこともありますね。

水谷:そういう理解のある社会になってくれればいいなと思います。

竜飛岬:こういった記事もですけど、社会の認知が進んで利用者の方も抵抗なく依頼していただければいいなと思いますし、スムーズに対応してもらえるようになればいいなと思います。

まとめ

今回の記事では退職代行サービス 「EXIT」に従事する弊社社員の心持ちを座談会形式で語ってもらいました。最初の紹介の段階では「(大丈夫かこいつら…)」という印象も受けましたが、同じ社員の私ですら驚いてしまうほどの仕事に対する情熱を持っていました…!現在退職で悩んでいる方、またそういった人が身近にいる方は、是非この記事をシェアしてください!EXITが一歩踏み出すきっかけとなれば幸いです!

ライター:ざきおか

23歳。前職はIT系。EXITを利用して前職からのEXITを試み、そのままEXITに入社。

◎EXIT −退職代行サービス−とは?

EXIT株式会社が提供するサービスで、「辞めさせてもらえない」「会社と連絡を取りたくない」などの退職におけるさまざまな問題に合わせ、退職に関する連絡を代行してくれる。相談当日から即日対応が可能で、 会社との連絡は不要。離職票や源泉徴収票の発行確認など、退職後のフォローも行ってくれる。

退職代行サービス「EXIT」

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