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仕事を辞めるのは逃げになる?退職の判断基準や辞めたくなったときの対処法を解説!

仕事を辞めるのは逃げになる?退職の判断基準や辞めたくなったときの対処法を解説!

最終更新日 2023年7月12日

この記事の監修者
新野 俊幸(「退職代行」専門家)
自身が会社を退職する際に苦しんだ経験から、日本初の退職代行サービス「EXIT」を2017年に開始。「退職で苦しむ人をなくしたい」という思いで、退職代行を日本に広め続けている。

現在の職場を退職したい方の中には、以下のような悩みや疑問を持っている方も多いでしょう。

  • 「仕事を辞めるのは逃げになる?」
  • 「仕事を辞める時の判断基準や退職したくなった場合の対処法を知りたい」

結論から言うと、仕事を辞めても逃げになるのかは自身が置かれた状況によります。

例えば、自身が働いている会社の経営状況が不安定な場合や両親の介護をしなければいけない場合など自分でどうすることもできない要因で辞めたいなら逃げではありません。

しかし、入社して日が浅いのに辞めようとしている場合や辞めたい原因が明らかになっていない場合など感情に身を任せて辞めようとしているのであれば、逃げの可能性は高いです。

今回は、仕事を辞める時の判断基準や退職しなくなった場合の対処法をご紹介します。

本記事を読むことで仕事を辞める際の判断基準が理解できるため、逃げか逃げでないかが把握できるでしょう。また後半では、仕事を辞める逃げ癖を改善する方法も解説しているので、ぜひご覧ください。

仕事を辞めるのは逃げになる?

仕事を辞めるのは、一概に逃げになるとは言えません。

会社の労働環境に疲れて心身ともに疲弊している場合や企業の経営状況が不安定な場合など自分でどうすることもできない要因で退職したいと感じている可能性もあるからです。

ただ、仕事でミスをしてしまったから退職をする場合や労働環境が良好なのに会社を辞める場合は逃げの可能性があります。

仕事を辞め続けてしまう逃げ癖が今後つかないようにするためにも、会社を辞めるべきか、続けるべきかと適切な判断をする必要があります。

なぜなら転職回数が多いと、就職が決まりにくいと言われているからです。

会社側からすると転職回数が多い人を採用したら、すぐ退職される可能性が高いので、採用にかかるコストと割りに合いません。

将来、転職を繰り返して就職先が決まらない事態を防ぐためにも、退職をするべきか適切な判断をする必要があります。

仕事を辞めたいと考えているものの、本当に退職するべきなのかを悩んでいる方は、以下の記事を参考にしてください。

仕事を辞めたい、向いていないと感じる理由は?転職・退職の判断基準を紹介

仕事から逃げて辞めるべき人

仕事から逃げて辞めるべき人をご紹介します。

  • 心身ともに疲弊している人
  • 会社の社風が自身の価値観と合わない人
  • 会社の経営状況に対する不安を感じている人
  • 家庭の事情が影響している人

ここからは、上記のタイプの人々をご紹介します。

心身ともに疲弊している人

仕事から逃げて辞めるべき人として、会社の労働環境に疲れて心身ともに疲弊している方が挙げられます。

心身ともに疲弊しているのにも関わらず継続的に働き続けたら、うつ病を中心とした精神疾患を引き起こして長期間働けなくなる可能性があるからです。

例えば、会社のことを考えるだけで涙が出る場合や、仕事を休んでいるのに疲れが取れない場合はうつ病の兆候を発症している傾向があります。

うつ病の兆候を発症している場合は、ストレスの原因から離れれば症状が良好になる傾向があります。

自分自身の身を守るためにも、心身ともに疲弊している人は会社を辞めるべきです。

また、責任感の強い方の中には自分が退職することで「他の人に迷惑をかけてしまうのではないか?」と不安になってしまい、仕事を頑張ってしまう傾向があります。

しかし、心身ともに疲弊している場合は、周りのことよりも自分のことを第一に行動しなければ、さらに体調が悪化する可能性があります。

自分の疲労の蓄積を少しでも早く回復するために、心身ともに疲弊している人は一日でも早く退職しましょう。

もし、今すぐ会社を辞めたい場合や退職を上司に告げにくい場合は、代行サービスを活用してください。

退職代行を活用すれば、会社を即日辞められるので、自身の体調回復に専念ができます。

退職代行の利用を検討しているものの、実際に活用することに対して不安を感じている方は、下記のページを参考にしてください。

退職代行は無断欠勤で懲戒解雇?安全に退職する方法について解説

会社の社風が自身の価値観と合わない人

会社の社風が自身の価値観と合わない場合は、仕事を退職した方が良いです。

会社の社風と自身の価値観が合わないと、ストレスの蓄積にもつながるからです。

例えば、運動会やバーベキューなど社内イベントが豊富にあって社員同士が仲良くなりやすいアットホームな雰囲気の会社もあるでしょう。

しかし、アットホームな雰囲気の会社は、プライベートで会社の人と関わりたくないと考えている方にとっては、職場の社風と価値観が中々合わないといえます。

また、実力主義で個人の成績を重視する会社もあります。

実力主義が社風の会社には、個人の成績が問われることで過剰なプレッシャーを感じてしまう人には不向きといえるでしょう。

自身が働きやすい労働環境に身を置くためにも、会社の社風と価値観が合わなかったら辞めた方が良いです。

仕事を辞めたいと考えているものの、上司へ中々退職の意思を伝えられない方は下記のページを参考にしてください。

怖い・申し訳ない?会社を辞めたいけど言えない!勇気を持って仕事を辞めるコツを紹介

会社の経営状況に対する不安を感じる人

会社の経営状況に対する不安を感じる人は、職場を退職した方が良いです。

会社の経営状況に不安を感じている予想が的中して、本当に倒産してしまう可能性もあるからです。

例えば、給料が減額された場合や、給料の振り込みが度々遅れることがある場合は会社の経営状況が良くないと認識しても良いでしょう。

自身が望む条件に合った職場を探すためには、早めに行動することが大切です。

会社の経営状況に対して少しでも不安を感じたら、職場を退職することにしましょう。

家庭の事情が影響している人

家庭の事情が原因で仕事を辞めたいと感じているのであれば、職場を退職してください。

例えば、両親の介護や子育てなどが原因で退職したい場合は、仕事を辞めざるを得ません。

仕事と家庭の事情を両立することで身体を休める暇がなくなってしまうため、あなたが体調不良に陥る可能性があります。

したがって、家庭の事情が原因で仕事を辞めたいと感じている方は、職場を退職した方が良いでしょう。

仕事を辞めたいものの、中々退職ができない場合は、下記のページを参考にしてください。

【怖い・不安】仕事を辞めたいけど辞められない原因と解決法を徹底解説

仕事を辞めても逃げにならない判断基準

仕事を辞めても逃げにならない判断基準をご紹介します。

  • ほかにやりたい仕事がある
  • 職場環境に問題がある

ここからは、上記2つの判断基準をご紹介します。

ほかにやりたい仕事がある

仕事を辞めても逃げにならない判断基準として、ほかにやりたい仕事があることが挙げられます。

やりたくない業務に毎日勤しむよりも、やりたい仕事に取り組んだ方が自身の成長につながる傾向があるからです。

とはいえ、ほかにやりたい仕事がある場合は「今退職をしなければいけないのか」と一度自問自答してみるとよいでしょう。

一回退職してしまったら、ほぼ現在の職場に復帰することはできないからです。

そのため、他にやりたい仕事がある場合は、以下のような点から退職するべきなのかを検討する必要があります。

  • 現在の職場で学べることはもうないか
  • 今の仕事が嫌だから逃げようとしてはいないか

上記の観点から検討したうえで退職したいのであれば、やりたい仕事に取り組むために会社を辞めましょう。

職場環境に問題がある

職場環境に問題がある場合は、仕事を辞めても逃げにはなりません。

例えば、職場内にパワハラやセクハラが蔓延していた場合は、自身がなくそうと努力してもなくならないです。

パワハラやセクハラを受け続けることで、精神疾患を発症してしまい、日常生活を送ることもままならなくなる可能性があります。

また、職場環境の悪さはパワハラやセクハラだけでなく、労働状況や上司と同僚の関係が悪いなどさまざまです。

職場環境は働き続けることで解決する問題では、決してありません。

したがって、職場環境に問題がある場合はストレスを溜め込まないようにするためにもすぐに転職する必要があります。

仕事を辞めたいと考えているものの、中々上司が退職を認めてくれない場合は、下記のページを参考にしてください。

【ブラック企業】辞めたいのに辞めさせてくれない時はどうする?安全なおすすめ退職方法

【逃げではない】仕事を辞めることに対する世間の声

仕事を辞めることに対する世間の声をご紹介します。

・すぐ辞めると逃げ癖がつく!

・お前のためを思って厳しくしているんだ!

・給料は安いけど、やりがいのある仕事だよ!

・売れないのはやる気と根性が足りないから!

・ココで頑張れない奴はどこに行っても通じない!

…は、だいたいウソです。

#新年度だからみんなに役に立つことを言う

引用:Twitter

上記の方は「すぐ辞めると逃げ癖がつく」との言葉を大体嘘だと明言してくれています。

すぐに辞めると逃げ癖がつく」と思って仕事で精神的に追い詰められてまで、職場に居続ける必要はありません。

そのため、本当に今の職場で働くことが無理と感じたのであればすぐ退職することが大切です。

不登校、学校を休む、仕事を休む、辞める=「逃げ」では無いんやけどね。

自分の心身が壊れないように自分を守っているだけ。

自分の生きる道を自分で選んだだけで。

死にたいくらい辛い場所やのに仕事や学校に行く方が、よっぽど危険で無謀なことと私は思っています。

引用:Twitter

上記の方は、自分の心身が壊れないように仕事を辞める選択をしているんだと受け止めています。

企業の中には、パワハラやセクハラが蔓延している場合や上司が高圧的な場合もあります。

どうしても会社へ行きたくないのであれば、休職制度の利用や実際に退職をして自分の心を守るようにしましょう。

逃げるって言う言葉が好きじゃない。

職員さんが今月辞める事になったんだけど上司が

『あの人最近怒られっぱなしだからやっぱり逃げちゃったね』って…

仕事を辞めるという事は『逃げ』ではなく『辞める』という選択をしただけ

逃げるとか卑怯者呼ばわりするのはホントどうかしてる…

引用:Twitter

上記の方は、仕事を辞めることを逃げると表現するのは好きではないと明言しています。

人には、向き不向きがあります。

実際に職業に就かなければ、仕事が自分に向いているのかを把握できません。

そのため、仕事を辞めることを決して恥ずかしく思う必要はないです。

自分に仕事が向いていないと感じた場合は、周囲の声を気にせず退職する決断をしましょう。

新入社員で退職を検討しているものの、本当にこのまま辞めてよいのか不安に感じている方は、下記のページを参考にしてください。

新入社員は入社半年で辞めてもOK?退職した時のメリット・デメリットを解説

仕事を辞めて逃げ癖がついてしまう退職理由

仕事を辞めて逃げ癖がついてしまう退職理由として、以下の2つを解説します。

  • 仕事をするのがめんどくさい
  • 会社を辞めても特に経済的に困らない

ここで解説した退職理由を参考にしたうえで、今から仕事を辞めるべきかを判断してください。

説得力のある最強の退職理由が気になっている方は、下記のページを参考にしましょう。

説得力ある最強の退職理由は?引き止められない仕事を辞めるおすすめの嘘

仕事をするのがめんどくさい

仕事をするのがめんどくさいと会社を辞めてしまったら、逃げ癖がついてしまう可能性があります。仕事は誰かが第三者へお金を支払ってでもやってほしいことなので、めんどくさいと感じるのは当然のことです。

仕事をするのがめんどくさいとの理由で退職する場合は逃げの可能性が高いので、現在の職場で働き続ける方がよいでしょう。

会社を辞めても特に経済的に困らない

実家に住んでいて会社を辞めても特に経済的に困らないから仕事を辞めようとしている方は、一度一人暮らしを検討するとよいでしょう。実家暮らしだと仕事を辞めても経済的に困窮することがないため、仕事が嫌だと感じた瞬間に退職できます。

逃げ癖がつかないようにするためにも、実家に住んでいる方は一人暮らしを始めて経済的に自立し、仕事を辞めたら経済的に困窮する状況まで自分を追い込みましょう。

仕事を辞めて逃げ癖がついたことで生じるリスク

仕事を辞めて逃げ癖がついたことで生じるリスクとして、以下の3つが挙げられます。

  • 不安定な生活を送ることになる
  • 忍耐力がなくなる
  • 失業保険を受け取れない可能性がある

現在の仕事を辞めて逃げ癖がついてしまうと、さまざまなリスクが生じます。現在の仕事を辞めると逃げ癖がついてしまうと不安視をしている方は、ここで解説したリスクを理解したうえで退職するべきなのかを判断してください。

不安定な生活を送ることになる

仕事を辞めて逃げ癖がついたことで生じるリスクとして、不安定な生活を送ることになることが挙げられます。

逃げ癖がついたら継続的に同じ仕事で働き続けることが困難になるため、安定した収入が得にくくなるでしょう。

また、転職を繰り返して逃げ癖がついたら、企業は早期退職されるのではないかと不安視するため、採用されにくくなって職に就きにくくなります。

逃げ癖がついたことで生活が困窮する可能性があります。

そのため、将来生活が困窮しないように逃げ癖がつかないように対処する必要があります。

仕事をすぐに辞めるようになると、失業保険が受け取りにくくなります。

失業保険とは、失業者の生活を救済するために失職後の一定期間の間、賃金の何割かを支給することを定めた社会保険です。

自己都合退職で失業保険を受け取るのであれば、会社に1年以上の在籍が必要です。

1年未満の短期間で仕事を辞め続けていると、失業保険を受け取れないのでますます生活が困窮になっていきます。

失業保険を受け取れるようにするためにも、逃げ癖は必ず改善しなければいけません。

忍耐力がなくなる

仕事を辞めて逃げ癖がついてしまったら、忍耐力が次第になくなっていきます。

忍耐力がなくなってしまうと、仕事で些細なミスをしてしまった場合や上司から注意された場合などに我慢をする選択肢がなくなり、すぐ退職をしてしまうようになります。

どの仕事でも嫌なことは多少なりとも発生するので、忍耐力が備わっていなければ、会社に継続的に勤務することは難しいです。

そのため、仕事を辞めて逃げ癖がついてしまった場合は、自身が退職を決意する問題に立ち向かう習慣をつける必要があります。

例えば、仕事で些細なミスをしてしまって退職をしたくなったのであれば、業務で失敗した原因を解消すれば上司から注意をされることもなくなるので、会社を辞めなくても良くなります。

現在逃げ癖がついていると感じている方や忍耐力がなくなっていると感じている方は、自身が仕事を辞めたいと感じる原因に向き合うように行動してみるとよいでしょう。

失業保険が受け取れない可能性がある

仕事を辞めて逃げ癖がついたことで生じるリスクとして、失業保険が受け取れない可能性が考えられます。失業保険とは、会社を辞めてから一定期間、元々働いていた職場で受け取っていた給料の何割かを支給すると定めている社会保険制度です。

失業保険には、給付の条件として自己都合で会社を辞める場合は1年以上の在籍が職場になければいけないと定められています。

参考:Q&A~労働者の皆様へ(基本手当、再就職手当)~|厚生労働省

つまり、逃げ癖がついて短期間で離職ばかりしている場合は、失業保険が受け取れず、生活が困窮してしまうかもしれません。安定した生活を送るためにも、仕事をすぐ辞める逃げ癖を改善するべきです。

仕事を辞めることが逃げの可能性がある人

仕事を辞めることが逃げの可能性がある人をご紹介します。

  • 労働環境や職場環境が良好
  • 4回以上転職を繰り返している
  • 辞めたい原因が明らかになっていない
  • 入社して日が浅いのに辞めようとしている
  • 一時的な感情に身を任せて辞めようとしている

ここからは、上記5種類の人々をご紹介します。

労働環境や職場環境が良好

仕事を辞めることが逃げの可能性がある人として、労働環境や職場環境が良好なことが挙げられます。

例えば、仕事に求められるレベルが自分と合っている場合や、上司・同僚が尊敬できる人物な場合などは、今の職場環境が恵まれている可能性があるからです。

もし、労働環境や職場環境が良好な会社を退職し、新しい転職先を見つけたとしても、今と同じ条件の企業が見つかるとは限りません。

むしろ労働環境が良くない職場に転職してしまい、仕事を転々とするようになってしまう可能性があります。

仕事を転々とすると、経済的に不安定な生活を送るようになったり、忍耐力がなくなって些細なことで我慢ができなくなったりします。

逃げ癖がつかないようにするためにも、労働環境が職場環境が良好だと感じる現在の職場で働き続けるとよいでしょう。

4回以上転職を繰り返している

4回以上転職を繰り返している人は、仕事を辞めることが逃げだと思って退職することを踏みとどまった方が良いでしょう。

転職回数が多すぎると、就職先が中々決まりづらくなるからです。

そのため、現在会社を辞めようとしている原因は自分で解消できないのかを自問自答し、解決する努力をするとよいでしょう。

例えば、仕事でなかなか成果が得られないことが原因で会社を辞めたいと感じているのであれば、どのようにしたら成果が得られるのかを考えてみる必要があります。

職場で成績の良い同僚に、成果を得るためのコツを聞いてみるのもよいかもしれません。同僚に成果を得るためのコツを聞いて実践することで、実際に案件獲得につながる可能性があります。

仕事で辞めたいと思っている原因を突き詰めて、解消すれば退職する必要がなくなります。

自身が将来経済的に困窮しにくくするためにも、4回以上転職を繰り返している場合は退職を一度踏みとどまり、会社を辞めたいと思う原因を解消するようにしましょう。

仕事に対するモチベーションが上がらないことが原因で退職を悩んでいる方は、下記のページを参考にしてください。

仕事のモチベーションが上がらないときは辞めるべき? 原因~対処法について解説

辞めたい原因が明らかになっていない

辞めたい原因が明らかになっていない場合は、仕事を辞めるべきではないです。

辞めたい原因が明らかになっていないのに退職しようとしている場合は、転職しても同じことを繰り返してしまうからです。

例えば、会社で上司が理不尽に叱責をしている場合や職場の社風が合わない場合は自分で解決できないので退職の判断をしてもよいでしょう。

しかし、辞めたい原因が仕事ができないことであれば、解消できる可能性があります。

そのため、辞めたい原因を明らかにしてから退職する判断をしましょう。

仕事を辞めたい原因は明らかになっていないものの、退職を悩んでいる方は、下記のページを参考にしてください。

【辛い・もう限界】仕事を辞めたい原因とストレス解決方法を紹介!

入社して日が浅いのに辞めようとしている

入社して日が浅いのに辞めようとしている人は、退職することが逃げの可能性があります。

入社して日が浅い場合は、仕事に慣れてくる時よりも職場の雰囲気に慣れていないためストレスを感じやすいです。

そのため、入社して日が浅いのに退職したいと思う場合は、仕事に慣れるまで働いてみましょう。

入社して日が浅いのにも関わらず退職を決意してしまったら、仕事を辞めることを簡単に考えるようになってしまい、辞め癖がついてしまうかもしれません。

辞め癖がつかないようにするためにも入社して日が浅い時は、仕事に慣れるまで働くようにしましょう。

職場環境が原因で退職を考えている方は、下記のページを参考にしてください。

辞めたい職場の特徴は?仕事を辞めた方がいいサインや対処法

一時的な感情に身を任せて辞めようとしている

一時的な感情に身を任せて辞めようとしている方も、仕事を辞めることが逃げの可能性があります。

一度仕事を辞めてしまったら、同じ職場に復帰できる可能性はほとんどありません。

そのため、一時的な感情に身を任せて辞めようとはせず、冷静に退職をするべきかと考えたうえで、会社を辞める決断をしましょう。

一時的な感情に身を任せて辞めようとしている方は、以下の内容を自問自答してみてください。

  • 「現在の職場を退職して後悔しないか」
  • 「退職して生活できるほどの貯蓄はあるか」
  • 「現在の職場を辞めてまでやりたい仕事はあるのか」

上記の内容の中で1つでも心に引っかかるものがあれば、辞めてから後悔する可能性が高いので退職しないようにしましょう。

一時的な感情に身を任せて辞めようとしている方は逃げの可能性が高いので、冷静になって退職するべきなのかを決断してください。

仕事をすぐ辞めるのは逃げ?

前提として仕事をすぐ辞めるのは決して逃げではありません。本項目では、以下の2つに分類して仕事をすぐ辞めるべきなのかを紹介します。

  • 辞めたい理由を分析する
  • 最低でも1年は継続的に勤務するべき

ここで解説した内容を理解して、現在の仕事を辞めるべきなのかを判断してください。

現在が仕事の辞めどきなのかが気になっている方は、下記のページを参考にしましょう。

仕事の辞めどきがわかる10のサインとは?取るべき3つの行動とあわせて解説

辞めたい理由を分析する

仕事をすぐ辞めたいと思った場合は、退職したい理由を分析してください。退職したい理由を客観的に分析すれば、次回から職場をすぐ辞めたくなることを事前に防ぎやすくなるからです。

例えば、現在飲食店で仕事をしていて業務内容が自分に合わないから退職したいのであれば、次の転職活動では飲食業以外の業種を探せば、転職せずに済むかもしれません。

仕事を辞めたいと感じた場合は、辞めたい理由を明確に分析したうえで退職する決意をしてください。

最低でも1年は継続的に勤務するべき

仕事を辞めたいと思った場合は、最低でも1年以上は継続的に勤務するべきです。1年以上職場で働き続けなければ、失業保険が受け取れない可能性があるからです。

とはいえ、上司からセクハラ・パワハラを受けていたり、過酷な労働により心身に不調をきたしていたりする場合は、自分の身を守るためにすぐ退職の決断をするとよいでしょう。

自分が働いている職場環境を考えたうえで、継続的に働けそうであれば1年以上は同じ職場で働き続ける選択をしてください。

仕事を辞める逃げ癖を改善する方法

仕事を辞める逃げ癖を改善する方法をご紹介します。

  • 逃げたときのデメリットを考える
  • 現在の職場での目標を設定する

ここからは、上記2つの方法をご紹介します。

逃げたときのデメリットを考える

仕事を辞める逃げ癖を改善する方法として、逃げたときのデメリットを考えることが挙げられます。

例えば、十分な貯蓄がないまま現在の職場を退職してしまったら、転職先が決まるまで生活に困窮してしまうかもしれません。

また、転職を繰り返すほど仕事をすぐ辞める人と採用担当者に判断されるため、就職先が決まりにくくなります。

若いうちは転職を繰り返していても採用されるかもしれませんが、年齢を重ねると中々就職先が見つからなくなるでしょう。

就職先が見つからなければ安定した収入も得られないので、美味しいご飯を食べたり、趣味に没頭したりすることもできません。

仕事から逃げた時のデメリットは、生活が困窮することや就職先が決まりにくくなること以外にもたくさんあります。

仕事から逃げたときのデメリットを思いつくままに紙へ書き出してみるとよいでしょう。

仕事から逃げることが怖くなって逃げ癖を改善しやすくなります。

仕事をすぐ辞める逃げ癖が改善できなくて困っている方は、逃げたときのデメリットを考えるようにしましょう。

現在の仕事での目標を設定する

仕事をすぐ辞める逃げ癖を改善したいのであれば、現在の仕事での目標を設定してください。

現在の仕事で達成したい目標がないため業務に飽きてしまい、すぐ退職したくなる可能性があるからです。

例えば「現在の職場で営業成績1位を取る」といった目標を設定すれば、何かをやりきる達成感が得られるため、仕事に対して没頭できます。

また、現在の仕事での目標を設定して成果を出すことで、職場での評価が変化するので継続的に業務へ取り組みやすくなります。

そのため、仕事に対してやりがいを感じられずすぐ会社を辞めたくなる方は、業務に対して目標を設定すると良いでしょう。

逃げ癖がついてる場合は会社選びを間違えている可能性がある

逃げ癖がついていたことが明らかになった場合は、会社選びを間違えている可能性があります。

適切な会社選びの方法をご紹介します。

  • 第三者から職選びについてアドバイスをしてもらう
  • 企業を選ぶ条件を考え直す
  • 就職支援サービスを活用する

ここからは、上記3つの方法をご紹介します。

第三者から職選びに関してアドバイスをしてもらう

適切な会社を選ぶ際は、第三者から職選びに関してアドバイスをしてもらうと良いでしょう。

第三者からアドバイスをしてもらうことで、自分では気づかなかった一面を把握できる可能性があるからです。

例えば、自己分析と他己分析の強みと弱みでは相違がある場合があります。

第三者から自分の強みと弱みを教えてもらうことで、自身で気づかなかった一面を把握でき、職業選択の幅が広がります。

また、第三者から客観的に意見してもらうことで自分に合った職業を見つけられるかもしれません。

自分に合った職業を選びやすくするためにも、第三者から職選びに関してアドバイスをしてもらう機会を設けてください。

企業を選ぶ条件を考え直す

自分に合った会社選びをするために、企業を選ぶ条件を考え直すとよいでしょう。

例えば、会社選びをする際に求人を選り好みしてしまい、職業選択の幅を狭めている可能性があります。

そのため、企業を選ぶ条件を考え直す際は、自分にとって必須条件を満たしているのかで判断しましょう。

自分にとって譲れないものを企業を選ぶ際の必須条件にすれば、選べる職業の幅が広がります。

また、企業を選ぶ際の必須条件を考える場合は、職場環境や業務内容で選ぶようにしましょう。

企業選びの条件を考え直し、自分に合った会社を見つけやすくしてください。

就職支援サービスを活用する

適切な会社選びをするために、就職支援サービスを活用するとよいでしょう。

就職支援サービスを活用すれば、就活のプロからアドバイスがもらえるので自分により合った職業を見つけやすくなります。

また、就職支援サービスを活用すれば、自分が提示した条件に合わせて求人紹介をしてくれるため、条件に合った職場を見つけやすいです。

ただ、就職支援サービスにもさまざまな特徴があるので、それぞれの特色を理解して自分に合ったサービスで会社選びをしましょう。

仕事を辞めたくて今でも逃げ出したい時に気をつけるべき注意点

仕事を辞めたくて逃げ出したい時に気をつけるべき注意点では、以下の3つを解説します。

  • 短期間で何度も離職しない
  • 一定の我慢はする
  • バックレてはいけない

仕事を辞めたくて逃げ出したい時には、さまざまなポイントに注意しなければいけません。ここで解説した注意点を理解したうえで、仕事を辞める判断をしましょう。

短期間で何度も離職しない

仕事を辞めたくて今で逃げ出したい場合でも、短期間で何度も離職しないようにしましょう。

短期間で何度も離職することで「採用してもすぐに退職するのではないか」と思われてしまい、転職先が見つかりにくくなるからです。

また、20代のうちに3回以上転職すると、就職先が中々見つかりにくくなります。

就職先が見つかりにくくなることを防ぐためにも、仕事を辞めたい時は短期間で何度も離職しないようにしましょう。

一定の我慢はする

仕事を辞めたくて今でも逃げ出したいときでも、一定の我慢をすることは大切です。

一定の我慢をせずに退職してしまったら、安易に会社を辞めやすくなるからです。

特に入社して間もない頃は仕事に慣れないことから、ストレスを感じやすくなり職場を辞めたいと感じることがあるかもしれません。

しかし、一定の我慢をして仕事に慣れていくことでストレスが軽減され、業務に対してやりがいが見いだせるようになる可能性があります。

仕事の辞め癖がつきにくくなるためにも、職場で嫌なことが多少あったとしても一定の我慢はするようにしましょう。

バックレてはいけない

仕事を辞めたくて逃げ出したい時においても、バックレはしないようにしましょう。仕事をバックレたことで大きな損失が生じた場合は、懲戒解雇や損害賠償請求される可能性があるからです。

原則として従業員が2週間以上の無断欠勤を継続的に実施した場合は、会社が懲戒解雇をすることが認められています。また、事例では少ないものの、仕事をバックレたことで会社に与えた損失によっては損害賠償請求される可能性もゼロではありません。

仕事を辞めたくて逃げ出したい場合は、バックレることはせず退職代行を利用しましょう。

現在の自分の状況を振り返って仕事を辞めようとしているのは逃げなのかを判断しよう

今回は、退職の判断基準や辞めたくなった時の対処法をご紹介しました。

仕事を辞めても逃げにならない判断基準としては、ほかにやりたい仕事がある場合や職場環境に問題がある場合が挙げられます。

また、仕事で辞めたくなった場合は、退職した時のデメリットを考えたり、現在の業務での目標設定をしたりして対策をするとよいでしょう。

仕事を辞めることを検討しているものの、逃げにならないか不安な方は、本記事を参考にしてください。

とはいえ、現在の状況で仕事を辞めても逃げにならないと判断し、今から退職しようとしている方も多いでしょう。

そんな時は、退職代行サービスのEXITを活用してください。

EXITを利用すれば、どんな状況でも20,000円(税込)で即日退職ができます。

EXITは公式LINEやお問い合わせフォームから無料相談を受け付けているので、興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

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