退職代行を利用したくても、「罪悪感が残って後悔しそう」といった不安を抱える方もいるのではないでしょうか。
退職代行サービスを使って辞めた場合、罪悪感が残る可能性はあります。一方、実際にサービスを体験した方は、「退職代行を依頼して良かった」という感想を抱く場合が多いです。
今回は、退職代行サービスを使うか悩んでいる方に向け、実際に退職サポートを受けた利用者の体験談や、罪悪感が残る場合の理由について詳しく解説します。
本記事を読めば、実際に退職代行を利用した方の体験談について知れ、罪悪感や後悔を抱くケースは少ないことを理解できるでしょう。
また後半では、退職代行で辞めることに申し訳なさを感じる必要がない理由や、罪悪感を少なくするポイントもご紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
退職代行で罪悪感を感じた人の体験談
退職代行で罪悪感を感じた方の体験談についてご紹介します。
- 「職場の人には申し訳ないと思った」
- 「責任者だったのでチームメンバーに申し訳なかった」
ここからは、上記2つの体験談を具体的にご紹介します。
「職場の人には申し訳ないと思った」
退職代行を使った20代男性会社員の体験談です。上司は本人を心配して相談に乗ってくれていたため、罪悪感や申し訳なさを感じたようです。
具体的な体験談の内容をまとめると以下の通りです。
退職した理由 | 膨大な仕事量と求められる能力についていけない。
上司や同僚に迷惑がかかることもあり、申し訳ない気持ちでいっぱいになる。 退職相談をしても引き止められ、なかなか辞められないため、退職代行の利用を決意する。 |
退職代行で罪悪感は残ったのか? | 職場の人には申し訳ない気持ちになった。
一方で、上司と連絡する必要がなく、退職手続きは郵送で行ったため、気まずい思いをせずに済んだ。 利用したことに後悔はなく、異業種の仕事に挑戦できるのが楽しみ。 |
お世話になった上司に迷惑がかかることに罪悪感を抱く一方で、「気まずい思いをすることがなく新しいことにチャレンジできる」と、退職代行を利用を前向きに捉えています。
詳しい体験談について気になる方は、ぜひ下記ページをご覧ください。
「責任者だったのでチームメンバーに申し訳なかった」
責任者としてチームをまとめ、官公庁の業務を請け負っていた20代男性、契約社員の体験談です。メンバーが突然リーダーを失うことを考えると、罪悪感を抱いたようです。
具体的な体験談の内容をまとめると、以下の通りです。
退職した理由 | 結婚を控えており、雇用形態が契約社員だったため、将来に不安を抱えていた。
3か月前に退職を申し出ても、後任が見つからずに「1年待ってほしい」と説得された。 自分で退職するのは難しいと考え、退職代行の利用を決意する。 |
退職代行で罪悪感は残ったのか? | 自分は責任者だったため、リーダーを突然失うチームメンバーに申し訳ない気持ちがあった。
一方、業者が会社との話し合いをサポートしてくれたり、退職手続きは書類の郵送で完結したりと、退職自体にストレスはなかった。 退職後は、大手メーカーの正社員になれたので、サービスを利用して良かった。 |
責任者である本人の退職により、チームに迷惑がかかることに罪悪感を抱きますが、ストレスなく退職できたことや大手メーカーに転職できたため後悔はないと回答しています。
詳しい体験談について気になる方は、ぜひ下記ページをご覧ください。
退職代行を使っても罪悪感を感じなかった体験談
退職代行を使っても罪悪感を感じなかった方の体験談についてご紹介します。
- 「悩んで辞めることを決めたのであれば悪いことではない」
- 「苦痛を味わうために生きる必要はまったくない」
ここからは、上記2つの体験談について具体的に紹介します。
「悩んで辞めることを決めたのであれば悪いことではない」
医療機器メーカーに所属していた30代男性会社員における退職代行の体験談です。電機メーカーやコンサルタントでも退職経験があり、辞めることは悪ではないと考えています。
具体的な体験談の内容をまとめると、以下の通りです。
退職した理由 | 上司と意見が合わずにストレスを感じていた。
以前の職場で上司と意見が合わず病んだこともある。 自分で手続きをすると、スムーズに退職できない経験があったため、退職代行の利用を決意する。 |
退職代行で罪悪感は残ったのか? | 以前は退職することに罪悪感を感じていたが、考え方が合わない職場を辞めることは悪いことではない。
辞めるにも勇気がいるので、自分が悩んで決めた退職であれば、後悔することはない。 |
自分がしっかりと悩んで退職代行利用したのであれば、罪悪感や後悔を抱く必要はないと述べています。
詳しい体験談の内容について気になる方は、ぜひ下記ページをご覧ください。
「苦痛を味わうために生きる必要はまったくない」
不動産関係の会社で働く30代女性が、退職代行を利用した体験談です。仕事の苦痛を感じながら働くよりも、変化を加えて新しいことを楽しむことが大切だと考えています。
体験談の具体的な内容をまとめると、以下の通りです。
退職した理由 | 職場の上司や同僚は良い人ばかりだったが、会社独特の雰囲気や価値観が合わない。
上司に相談したとしても、自分の中で根本的な解決につながらないと考え、退職代行の利用を決意する。 |
退職代行で罪悪感は残ったのか? | 罪悪感を感じるよりも、「退職は告げにくいけど、これ以上仕事を続けたくない」という葛藤がなくなり、気持ちが楽になった。
旦那からも、自分にとって負担が少ない形で退職することの理解を得られた。 |
退職をすると不安を抱く場合もありますが、生き方に正解はなく、勇気を持って新しい道に一歩を踏み出してほしいと述べています。
詳しい体験談の内容について気になる方は、ぜひ下記ページをご覧ください。
退職代行を使うと罪悪感や後悔が残る理由
退職代行を使うと罪悪感や後悔が残る場合の理由についてご紹介します。
- 退職手続きを他人に任せるのが非常識と思っている
- 突然退職により職場に迷惑をかけてしまう
- 上司や同僚の人間関係を良好に築いている
- 悪徳業者に依頼してしまいトラブルが起こる
ここからは、上記4つの理由について詳しく解説します。
退職手続きを他人に任せるのが非常識と思っている
責任感が強く、退職代行を使うこと自体が非常識と考える方は、サービスの利用後に罪悪感が残る場合が多いです。退職手続きを他人に任せてしまうと、自分の周りに「責任能力がない」と思われないか不安な方もいるでしょう。
一方、退職代行の認知度や利用率は20代を中心に大きい傾向にあります。
実際に、退職代行の利用に関する調査によると、調査対象者(20〜49歳で会社員の男女533名)の約半分の割合を占める「47.4%」が「退職代行の利用を検討する」と応えています。
参考:PRTIMES
退職代行サービスを使った退職方法は一般化しつつあり、積極的に利用してもいいでしょう。
突然退職により職場に迷惑をかけてしまう
退職代行を利用して突然仕事を辞めると、「職場に迷惑がかかる」と考えている方は、罪悪感を抱く場合が多いです。
優しい性格で協調性のある方は、自分の突然退職により上司や同僚に負担がかかることにストレスを感じてしまうでしょう。
一方、欠員などのトラブルが発生した場合でも、業務に支障が生じないように備えるのは会社の仕事です。
そのため、基本的に退職代行で突然会社を辞めたからといって、罪悪感を感じる必要はありません。どうしても気になる方は、自分が辞めても別の担当者が対応できるように、引き継ぎ書を残しておきましょう。
上司や同僚との人間関係を良好に築いている
上司や同僚との人間関係が良好の場合、退職代行で辞めてしまうと罪悪感が残るかもしれません。
基本的に、退職代行を決行した後は出社する必要がなくなるため、上司や同僚と会うことなく退職します。
職場の人にお礼や挨拶をする機会がなく、黙って退職することから、罪悪感を抱きやすいのです。一方的な退職で罪悪感を抱く方は、お世話になった上司や仲の良い同僚には利用前に挨拶をしたり、利用後にメールやSNSを送ったりして感謝を伝えましょう。
悪徳業者に依頼してしまいトラブルが起こる
悪徳業者に退職代行を依頼してしまうと、自分や会社側がトラブルに遭い、罪悪感や後悔が残る場合があります。
実績や運営元が不明瞭な退職代行サービスは、悪徳業者が運営しているかもしれません。実績のない怪しい業者が退職代行を行った場合、違法行為により退職手続きが無効となる可能性があります。
退職が失敗すれば、手続きをやり直さなければならないこともあり、会社側にも迷惑がかかるでしょう。
トラブルによる罪悪感や後悔を防止するためにも、退職代行を利用する際は、弁護士監修や実績豊富、口コミ・評判の良い業者を選ぶことが重要です。
退職代行で罪悪感や申し訳なさを感じる必要がない理由
退職代行で罪悪感や申し訳なさを感じる必要がない理由についてご紹介します。
- 退職代行サービスは違法ではない
- 職場の労働環境に問題がある場合が多い
ここからは、上記2点について詳しく解説します。
退職代行サービスは違法ではない
退職代行サービスには違法性がないため、罪悪感を感じる必要はありません。
民法627条によると、労働者は雇用期間が定められていない限り、いつでも退職の申し入れができます。また、退職の申し入れをしてから、2週間が経過すれば、会社との雇用契約が解除されると定められています。
民法によって労働者は退職の自由が保障されており、退職代行を利用してはいけないという規定はありません。そのため、「退職代行は違法だから罪悪感が残る」と不安を抱える方でも、安心してサービスを利用できます。
職場の労働環境に問題がある場合が多い
退職代行を利用する方は、職場の労働環境に問題があり、心身ともに追い詰められているケースが多いです。
具体的に問題のある労働環境として、以下の例があげられます。
- 上司から日常的にパワハラやセクハラを受けている
- 常に人手不足で退職を言い出しづらい・拒否される
- 同僚からいじめに遭っている
- 長時間の時間外労働や休日出勤などを強いられる
ブラック企業などが問題視される現代において、労働環境を整備されていない会社は非難される場合もあります。
退職代行を使ったとしても、「責任があるのは会社側」という意見も多く、退職者が罪悪感を感じる必要はないのです。
退職代行の利用後に罪悪感を少なくするポイント
退職代行を利用した後に、可能な限り罪悪感を解消するポイントについてご紹介します。
- 可能な限り業務の引き継ぎをしておく
- お世話になった人には挨拶をする
- 新しい仕事や趣味に没頭する
ここからは、上記3つのポイントについて詳しく解説します。
可能な限り業務の引き継ぎをしておく
退職代行の利用後に罪悪感を少なくするためにも、業務に支障が出ないように引き継ぎをするのがおすすめです。
直接後任へ引き継ぐのが難しい場合は、簡易的な引き継ぎ書を作成しておきましょう。引き継ぎ書は、退職届と一緒に会社へ郵送して問題ありません。
お世話になった人には挨拶をする
お世話になった上司や同僚がいる場合、退職代行を使う前に挨拶を済ませておけば、罪悪感が解消されることがあります。
ただ、自分が退職することで、上司や同僚は業務に追われる可能性があるので、直接話す時間を設けると迷惑がかかる場合もあるでしょう。どうしても挨拶したい場合は、後日メールやLINEなどでSNSで感謝を伝えるのがおすすめです。
新しい仕事や趣味に没頭する
退職代行の利用後に罪悪感を感じてしまう場合は、新しい仕事や趣味に没頭することがおすすめです。
サービスを使って退職すれば、職場の労働環境や人間関係のストレスから解放され、新しいことに時間を費やせます。
転職先の業務を覚えることや自分の好きなことに時間を費やせば、頭の中にある罪悪感のリセットにつながり、前向きな気持ちでリスタートできるでしょう。
退職代行を利用しても罪悪感を抱かなくても良い!
今回は、実際に退職代行を使った方の体験談や、罪悪感を感じる理由や後悔する必要がない理由、罪悪感を可能な限り解消するポイントについてご紹介しました。
退職代行を利用して辞めても、罪悪感を感じる必要はありません。体験談からもわかるように、実際にサービスを使った方の多くが、罪悪感よりもむしろ「利用して良かった」と感じています。
どうしても罪悪感や後悔を感じてしまいそうな方は、可能な限り会社に迷惑がかからないように辞めましょう。
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