退職代行 体験談
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【退職代行 体験談】 不動産業|契約に至るまでの果てしない道のり。現実を突きつけられて決めた退職と退職金への不安

最終更新日 2023年2月21日
大学の頃に宅建の資格を取得し、不動産会社へ入社したIさん(20代、男性)。
しかし営業職ということもあって客先の都合に合わせた拘束時間の長さや、家を売ることの難しさを感じたIさんは仕事に対するモチベーションが下がってしまい退職を決意。

ぶりゅー
不動産会社を退職されていますが、入社したきっかけはありますか?

Iさん
大学内で開かれていた宅建の資格講座に入ったことがきっかけでした。試験の合格に向けて毎日勉強し、合格することができたので不動産会社への入社を目指すことにしました。いくつか面接を受けた中でも今回退職した職場から最初に内定が出たので入社することにしました。

ぶりゅー
不動産の仕事で働くことにどんなイメージを持っていましたか?

Iさん
ある程度のことは事前に調べておいたので多少泥臭いことがあるのは覚悟していました。とにかく成績を上げれば上げるだけお給料がよくなるイメージがありましたね。

ぶりゅー
入ってみてからはどうでしたか?

Iさん
良くも悪くも大体はイメージ通りでしたね。長時間労働はありましたし、成績に応じたボーナスもありました。ですが集客の部分で大きなギャップを感じましたね。

ぶりゅー
どんなことがあったのでしょうか?

Iさん
お客様あっての商売なので呼び込みをするためにチラシのポスティングやテレアポなどの古典的な方法で集客をすることもあれば、不動産情報サイトのSNSを使うこともありました。しかし商材が家ということもあってたくさん集客活動をしてもほとんど反響がないことに驚きました。

ぶりゅー
家の売買は賃貸に比べてハードルが高いですもんね。

Iさん
家の購入は何度もする経験ではないですし、多くの人は人生で一番高い買い物になります。中には家を買うことが夢だったというお客様もいるので、その分決断が慎重になるのも無理はありません。でもハードルが高いだけあって自分の担当していたお客様で契約をいただいた時は嬉しい気持ちになりましたね。

ぶりゅー
契約を獲得するとお給料にも反映されるのでしょうか?

Iさん
毎月契約件数と売上高で個別に営業目標があり、営業目標を超えた分の成績があればボーナスで還元される仕組みになっていました。ですが若手で営業目標を超えた成績を上げるのは困難であり、契約も月に1件あればいい方でした。

ぶりゅー
それは大変ですね。仕事内容を具体的に教えていただけますか?

Iさん
物件の売主と買主を探す仕事をしていました。売主にはどういった条件で売りたいか、どれくらいの金額で売れたらいいかといったことをヒアリングします。そこで話がまとまれば不動産情報サイトに載せたりチラシを作成したりしていました。

Iさん
その情報を見て来店されたお客様や、どんな物件があるか見に来たお客様と話をして気になるところがあれば内見の案内をしていました。そこでお客様が気に入る物件があれば契約をして引き渡しをするのがざっくりとした一連の流れですね。

ぶりゅー
その流れの一つ一つにたくさんの苦労があるわけですね。

ぶりゅー
どんな理由があって退職を考え始めたのでしょうか?

Iさん
退職を考えた理由は大きく2つあって、拘束時間と営業目標でした。
拘束時間は毎日10時間からになっていて、お客様の都合に合わせなければいけない場面もありました。21時など遅い時間に物件の案内をすることもありましたね。営業時間内はお客様を集めるために外に出てチラシを配ったり、お客様のもとへ行って話を聞きに行くこともあったため、事務仕事をするのは営業終了後でした。
拘束時間は毎日10時間からになっていて、お客様の都合に合わせなければいけない場面もありました。21時など遅い時間に物件の案内をすることもありましたね。営業時間内はお客様を集めるために外に出てチラシを配ったり、お客様のもとへ行って話を聞きに行くこともあったため、事務仕事をするのは営業終了後でした。

ぶりゅー
営業が終了してから事務仕事を始めるならば拘束時間が長くなるのも無理はないですよね。

Iさん
ですが、私にとって本当に苦痛だったのは営業目標でした。達成しなかったからといって給料の減額やペナルティがあるわけではありませんが、なぜ達成することができなかったかを上司と一緒に考えなければいけませんでした。目標を超えた分はボーナスに反映されると言いましたが、私の場合はとにかく目標を達成するために頑張っていましたね。

ぶりゅー
どちらかと言えば上を目指すための目標でなく、達成するための目標になっていたわけですね。

Iさん
集客から家の契約までの流れは逆三角形のピラミッド形になっていて、ステップを踏むごとにお客さんの数は減少していきます。そもそも来店のステップで数がかなり限られていましたが、契約まで話が進むのはほんの僅かでした。そのことから集客活動や内見の案内をしていてもここから契約に繋がるのは一握りだと考えるようになり、果てしない道のりを進む感覚になってしまいましたね。

ぶりゅー
契約までのハードルが高い分、モチベーションを保つのも大変ですよね。

Iさん
家を売ることの現実を知りましたね。いつしか今している集客の仕事も内見の案内も意味があるのかを考えるようになり、退職を決断しました。

ぶりゅー
退職を考え始めてから動き出すのにどれくらいの時間がかかりましたか?

Iさん
2ヶ月くらい悩みましたね。その期間に家族や仲の良かった同期に相談したり、退職代行のサービスについてネットで調べたりしていました。最終的には周りから背中を押してもらい、自分自身も踏ん切りがついたのでホームページの見やすさや検索結果の上位にあったEXITを利用させてもらいました。ただ、退職代行を利用しての退職することで退職金がもらえなくなるのではないかと不安でしたね。

ぶりゅー
利用してみた感想はいかがでしたか?

Iさん
やりとりもLINEで全て行うことができたので気軽でしたし、的確に対応いただけたのでいい意味で退職させることが本当に慣れているんだなということを感じました。実績があっての的確な対応だったかと思いますので、とても信頼できましたね。退職金もしっかりもらえたのでよかったです。

ぶりゅー
不安だった部分も無事に解決して退職できたようで何よりです。

ぶりゅー
EXITを利用して退職し、今は何をされているのでしょうか?

Iさん
医療機器の販売をする営業マンをしています。

ぶりゅー
おめでたいですね!拘束時間と営業目標という理由で退職されていますが、今の職場は問題なさそうですか?

Iさん
今は問題なさそうですね。同じ営業職なので最初はどうなることかと思いましたが(笑)

ぶりゅー
宅建の資格があるので同じ業界に転職したのかと思いました。

Iさん
もちろんその道も考えましたが、とりあえず不動産の仕事はいいかなという感じです。でも資格を持っているだけでお給料は違いますし、また挑戦したいと思った時があれば戻ろうかと思います。

ぶりゅー
最後に読者へメッセージをお願いします。

Iさん
まず仕事は無理に体を壊してまで続けるものではないです。生きるためにすることなので体を壊していては本末転倒ですね。退職をすること自体が経歴に傷をつける行為ではないので、それが退職を踏み出せない理由になっているならやりたいと思ったことを気軽に挑戦してほしいです。一度きりしかない人生を嫌なことで我慢する時間に割くのはもったいないですもんね。
まとめ
今回は家を売る難しさや拘束時間の長さから仕事に対するモチベーションの維持が難しくなって退職を決断したIさんに話を伺いました。
退職代行を利用して退職することと、ご自身で退職することに違いはほとんどありません。
退職金も基本的に会社の規定通りにお支払いされることになります。
もし退職について悩んでいる方がいらっしゃいましたら退職代行EXITへ一度ご相談ください。
ライター:ぶりゅー
◎EXIT −退職代行サービス−とは?
EXIT株式会社が提供するサービスで、「辞めさせてもらえない」「会社と連絡を取りたくない」などの退職におけるさまざまな問題に合わせ、退職に関する連絡を代行してくれる。相談当日から即日対応が可能で、 会社との連絡は不要。離職票や源泉徴収票の発行確認など、退職後のフォローも行ってくれる。