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REBOOTお悩み相談室|「辞め癖」をどうしたらいい?

REBOOTお悩み相談室|「辞め癖」をどうしたらいい?

現役の退職代行スタッフつばきが、質問箱に寄せられたあなたのいろんなお悩みにお答えする企画です。
今回は「辞め癖」のついてしまう質問者さんのお悩みにお答えしています。

辞め癖のある私

仕事をすぐに辞めたくなってしまいます。あまり使いたくない言葉ですが「辞め癖」についてどう思いますか?1日で仕事を辞めたこともあります。続けるにはどうしたらいいでしょうか…?

辞め癖のあるという質問者さん。
まず、質問者さんは「なんで辞めたくなっちゃうのかな?」という問題に向き合うことが大切なのではないかな、と思います。

なんで辞めたくなるんだろう?

仕事を辞めたくなる気持ちとはどのような時に発生するでしょうか。
よく退職理由にあげられる内容としては、以下のものが多いです。

  • 残業がすごく多い(ワーク・ライフ・バランスが悪い)
  • 人間関係が悪い
  • パワハラ・セクハラがある
  • 仕事で失敗してしまう事があり、居辛い気持ちがある

上記の理由は退職代行EXITにおける家庭の事情などの外的な理由を除いた退職理由のトップ4と言っても過言ではありません。
深夜11時を過ぎたオフィスで「退職したいなあ…」と感じたり、仲の悪い同僚や上司と相対した時に「辞めたいなあ」と感じたり。タイミングは様々ですが、ふとした退職への気持ちはこういった瞬間に発生しがちと言えます。

質問者さんのようにいわゆる辞め癖のある人は、「辞めたい」と感じる事が多い一方で、実行にうつせてしまう行動力がある人です。
一般的には退職したいなあ、が積もり積もって「退職するぞ!」という決意に至り行動に出ることが多いですが、辞め癖のある人は辞めたいな、と感じた瞬間には行動に出ているのではないでしょうか。

また、過去に退職をしたことによりその苦痛から逃れられた体験から、退職すること(その場から逃れて楽になること)が正解だ、と頭の中で直結してしまっているのかもしれません。

退職代行業務に携わる立場としては、あながち間違いとも言えませんが、やはり何度も退職と転職を繰り返してしまうのは避けたいと考える人も多いはずです。だからこそ質問者さんはこうして質問を送ってきてくださっているわけですしね。

また、職場はある程度続けていれば環境に慣れることでうまくいかないと感じていた同僚との仲が打ち解けてうまくいくようになったり、仕事に慣れて失敗が減ったり、残業が多すぎる環境が改善されたりすることがあります。
耐え抜いて長くいることだけが必ずしも正解ではありませんが、一つの職場にいるメリットはキャリアの面から考えてもある程度はあるはずです。

ですが、辞めたくなる理由だけに向き合って辞めなくなるのであれば楽な話です。
では逆に「どうしたら一つのところに居続けられるのかな?」という観点で観てみましょう。辞めたくなる、と居続けられる、は実は表裏一体です。

職場と自分のすり合わせ

質問者さんの場合、1日で辞めてしまうこともあるとのことですから、もしかしたら職場の雰囲気が自分の想像と少しでも違うと嫌になってしまうのかもしれません。
多分「めちゃくちゃ残業あってマジで嫌」みたいなものはあくまで副次的な理由で、本質的な理由はもっと突き詰めたところにありそうです。(勿論、残業めっちゃあったらそれはそれで嫌ですけどね…。)

この質問だけだと本質的な理由まではわからないのでまずは自分と職場のすり合わせを重視してみるとよいかもしれませんね。

せっかくなら面接の時に聞きたいことは全部聞いて、あらかじめ自分にとってある程度居心地の良い場所か?を見定めてもいいでしょう。
例えば、残業がどの程度、どのくらいの頻度であるのか。風通しはよい職場か。どのような社風か、など。もっと踏み込んだところであれば、募集職種の1日のスケジュールや、取り巻く環境。転職サイトの口コミなどの気になる点を聞いてみる、などですね。
「お答えしにくい内容であれば大丈夫なのですが…」とちょっと前置きをして質問するくらいがよいのではないでしょうか。

踏み込んだ内容の質問をして、それが悪印象となり不採用になる会社ならどちらにしろ縁がない会社だったと諦めてしまうのが気持ちが楽になると思います。

自分の「軸」はなんだろう?

全てが理想だけではなく、自分の「したくないこと」の軸と「したいこと」の軸をそれぞれ定めるのが大切です。

したくないことの軸――辞めたくなってしまう理由には、自分が辞めたいと感じた理由を正直に書いてみましょう。業務内容が面倒臭い、人が嫌だった、電車が不便だった、など。

したいことの軸――どういう要素があれば辞めないでいられるか、には根源的に、自分が過去に一つのことを続けられた要因などを書き出してみるといいかもしれませんね。
例えば、職場の風通しがよかった、こんな仕事内容が面白かった、トップと自分の理想が合致している等。
なるべく自分の内面的な要因を書き出せるといいですね。

残業時間や給与面は数字として予測したり交渉したりすることが可能ですから、自分で折り合いを付けたい内面的な部分の予想が立てられると、今度は自分に向いていそうな仕事は何か、そして質問の機会に何を聞けば自分が活躍できる環境かどうかを確かめられるかを確認できるのではないでしょうか。
どんどん書き出した要因に「何故?」をぶつけていくうちに、軸が見えてくると思います。

きっと「残業なし、土日祝休み、ボーナスあり」以外の理想ってあると思うんです。
そこを大切にすると、質問者さんにとってのよい環境が少しずつ見えてくるのではないでしょうか。

難しい問題だと思います。でも、きっと自分の居場所っていつか見つかるはずです。
行き詰まったらまたご質問くださいね。

質問箱はこちら

ライター:つばき

前職はメディア系。試用期間のうちに合わないと感じ、新卒で入った会社を即退職。辞めたいと思っていた日々に見つけたEXITに魅力を感じ入社する。“やめる”をポジティブにするべく、ライターとして日々奮闘中。
Twitterアカウント:@tsubaki_reboot

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