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【退職代行 体験談】 卸売営業|仕事は好きなのに、ある日突然行けなくなった。限界を迎えた自分に母が勧めたのは「退職代行」

【退職代行 体験談】 卸売営業|仕事は好きなのに、ある日突然行けなくなった。限界を迎えた自分に母が勧めたのは「退職代行」

最終更新日 2022年9月14日

卸売会社の営業として働いていたFさん(20代・女性)。
仕事は楽しく、順調に営業としての手腕を発揮していたそう。そんな彼女はある日を境に仕事に行くことができなくなってしまった。一時は死ぬことも考えていたと言う。
一体彼女の身に何が起こったのか?そんな状態からどうやって抜け出したのか?お話を伺いました。

EXIT

まずは今回退職された会社について教えてください。

Fさん

ある用品の卸売の会社です。新卒で入社して、営業として約3年働いていました。

EXIT

新卒入社だったんですね。就活ではどのような基準で選ばれていたんですか?

Fさん

その業界にはずっと興味があったので、業界だけ絞って職種関係なく色々な会社を受けました。その中で内定を頂いたのが前職の会社でした。

EXIT

お仕事の内容としてはどうでしたか?営業と聞くとノルマとか、なんとなく辛そうなイメージがあるんですが…。

Fさん

確かに大変でしたけど、やりがいもあって仕事そのものは好きでした。
営業は得意だったみたいで、取引先のお客さんに「必要ってわけじゃないけど、あなたが勧めてくれるものだったら買うよ」みたいな声をかけてもらうこともあって。

EXIT

それはすごく嬉しいですね!モチベーションも上がりそうです。

Fさん

言葉自体もそうですが、それを言ってもらえる関係を築けたことや、そもそもこの業界にはずっと憧れていたので、関われていることも嬉しかったですね。

EXIT

今の話を聞くととても順調な社会人生活のように思えるんですが…退職を意識したのはいつ頃からですか?

Fさん

1年目はただ楽しくやれていて、仕事自体も好きだったんです。
退職を意識しだしたのは2年目くらいですね…取引先との関係が良かったので、それを良いことに会社側が担当するお客様の数を増やしてきたんです。それで自分がいっぱいいっぱいになっちゃって。

EXIT

仕事ができたからこそだったんですね。

Fさん

なのに給料は上がらなくて、大変になっても何も見返りが無かったので、この仕組みは変だなと思っていました。

EXIT

ちょっと不信感を抱きながらも、頑張っていたんですね。
では何か退職のきっかけとなる大きな出来事があったんですか?

Fさん

退職する2、3カ月前に動く金額が大きい、大事なお客様を担当の取引先として新しく振られてしまって。以前そこを担当していた人は辞めちゃって、もう他に担当出来る人がいなかったんです。

EXIT

うう…それはプレッシャーがすごそうですね…。

Fさん

しかも会社の体制として、自分の既存のお客様が減るわけではないので、単純に負担だけが激増しました。誰も助けてくれないし、完全にキャパオーバーになりましたね。

EXIT

同期の方とかはいなかったんでしょうか?愚痴を言い合える仲の方とか。

Fさん

同期はいるにはいるんですが、自分の所属していた営業所にはいなかったですね…。先輩との仲も悪くはなかったんですが、先輩方もかなりの業務を抱えていたので私ばっかり大変だとは言えなくて。
追い込まれすぎて、できない私が悪いんだという感覚になっていました。入社当初からのお客様には「最近あんまり来てくれないね」と言われたり、いろんな方に申し訳なくて。

EXIT

なるほど…それはお辛かったですよね。

Fさん

そうですね、死んじゃったほうが楽なんじゃないかって思い始めていました。
仕事を振った上司に直談判もしたんですが、聞いてもらえなくて…もうその週の記憶があまり無いです。

EXIT

相当辛い出来事としてインプットされてしまっているんですね…。

Fさん

そんな中である日突然、社用車の中から出られなくなってしまったんです。

EXIT

えっ。

Fさん

その日も死にそうになりながら仕事に行っていて、取引先には訪問したんです。でも取引先の駐車場の車内で涙が止まらなくなって、動くことができなくなって…。
自分ではどうにもできなかったので、その日は母に電話をして迎えに来てもらいました。

EXIT

それは壮絶な経験をされましたね。

Fさん

すぐに母から上司に連絡してくれて「本人の気持ちの整理がつくまでは連絡しないでくれ、何か用があれば母親の自分宛にしてほしい」と言ってくれたんです。

EXIT

お母様…!頼もしいですね!

Fさん

本当に感謝していますね…。それで2、3週間ほどお休みしていました。

EXIT

その出来事で、退職を決められたんですか?

Fさん

いえ、自分としては最後まで迷っていました。
上司は好きではなかったんですが、周りの先輩方のことは好きでしたし、自分が休んでる間は先輩たちが引き継いでくれていたので迷惑かけて申し訳ないという思いもあったので。

そこで背中を押してくれたのも母でした。「今この会社に戻ったところで何も変わらない、辞めたほうがいい」ってアドバイスされて、それもそうだなと思って踏ん切りがつきました。

EXIT

お母様、素晴らしいの一言ですね。じゃあ退職の話もお母様から?

Fさん

はい、母から話はしてくれたんですが、会社に「さすがに本人じゃないとだめだ」と断られたみたいでした。

EXIT

なるほど、それでEXITにご依頼ということになったんですね。
退職代行のことは以前からご存知だったんですか?

Fさん

いえ、全然知りませんでした。
EXITを勧めてくれたのも母です。

EXIT

えっ!? 初めてお聞きするパターンです!

Fさん

やっぱりそうですよね(笑)。
結局、行ったらまた引き止められたり、嫌味なこと言われるなというのは目に見えてたので。「嫌な気持ちになるのはお金に代えられないから!」という母からのプッシュがありました。

EXIT

お母様が本当にすごい…お母様はどこでEXITのことを知ってくれたんでしょう。

Fさん

テレビで紹介されたのをたまたま見ていたみたいで、教えてくれました。今こんなのがあるらしいよ、って。

EXIT

なるほど、確かにテレビであれば世代は関係ないですからね。

Fさん

母が言うなら大丈夫だろうと思って依頼しました。

EXIT

使ってみていかがでしたか? 何かお困りごととかなかったでしょうか。

Fさん

いや、もう全然ないです。いいことしかないです。
残していた私物とかもすぐに届きました。

EXIT

ありがとうございます。そう言っていただけて何よりです。

EXIT

退職後はどのようにお過ごしですか?

Fさん

とりあえず、何もやってないです…。就職するということ自体がトラウマのようになってしまっていて。

EXIT

就職がトラウマ?

Fさん

会社の体制とかって中に入ってみないと分からないことも多いじゃないですか。
退職した会社も、入る前はまさかこんな会社だと思ってなかったですし、また次の会社でも同じようなことがあるんじゃないかと考えてしまって…怖くて全然就活とかはできていないです。

EXIT

確かに会社の都合で色々言われてしまう、というのはどこでもありそうな話ですよね。

Fさん

親からも「下手に動くより、とことん何もするな」と言われたんです。「何もしないでいればいつか飽きる時がくるから、その時になるまで何もしないほうがいい」と。
なのでとことん休んでます。

EXIT

そう言い切ってくれるご両親がいたからこそ、Fさん自身も退職や現在の状態にネガティブにならずにいられるのかもしれないですね。

Fさん

まさにそうですね!本当に両親の存在が大きいです。
たぶん両親が居なければ、そのまま会社に戻っていたと思います…。

EXIT

物理的に行けなくなってしまったFさんでもですか。

Fさん

そうですね…「無職になる」ってどうなのというか、大人だと年金とか保険とか、生きてるだけで発生するお金もあるじゃないですか。すぐに仕事が見つかる保証もないし、とりあえず戻るべきなのかなって考えちゃいますね。

EXIT

経済面はどうしてもついてくる問題ですね。世間の目みたいなところは気になりましたか?

Fさん

そこはあんまりでしたね。周りの友人たちも社会人数年目で、仕事辞めたりとか辞めようかなという話はみんなしているんですよね。なので後ろめたさ、みたいなものは感じなかったです。
仕事辞めたって伝えると「いいな」とか「どうやって辞めた?」とかすごく言われます。

EXIT

じゃあ今はご自身でも「辞めてよかったな」と思えている?

Fさん

辞めてよかったしかないです!(笑)
辞めてなかったら本当に死んでたんだろうなと思います。そうなる前に離れられて良かったです。

EXIT

では最後になりましたが、新しいステージに踏み出せない人に声をかけるとしたら、どんなメッセージを送りますか?

Fさん

今までやっていたことが少しでも嫌だなと思ったらやめたほうが良いと思います。嫌だな、という思いを抱えながら続けるのはすごくつらいし、ストレスが一番よくないです。
逆に少しでもいいな、やりたいなと思っていたらやってみるべきだと思います。気になっている気持ちを押し殺してほかのことをやっても、後悔が残ってしまうと思うんです。
やってみて失敗して「ダメだった」ならそれで終わるし、やってみて成功したら「やってよかった!」ってなるじゃないですか。

EXIT

おっしゃる通りだと思いますね。

Fさん

迷っているなら、後悔しない選択をしてほしいなと思います。

まとめ

壮絶な体験をされたFさん。ただし特別なことではなく、誰の身にも起こる可能性はあります。
仕事がある程度できてしまうからこそ、できる人に負担が集中してしまう構図は珍しくありません。

インタビュー中、Fさんは何度も「本当に母には感謝しています」と繰り返していました。話を聞いている私自身も、一歩間違えれば取返しのつかないことになっていたかもしれないと肝が冷えました。
同時に、自分も周りの人に気を配り、今回のFさんのお母様のような動きができる人間になりたいと強く思いました。

ライター:ぽったー

EXIT社員。教職に就いたが忙しすぎて「この仕事を大好きと思えるうちに辞めよう」と退職を決意。4カ月交渉し続け、ようやく退職。度重なる面談ですり減ったHPを回復させていたところ、退職代行EXITとめぐりあう。

◎EXIT −退職代行サービス−とは?

EXIT株式会社が提供するサービスで、「辞めさせてもらえない」「会社と連絡を取りたくない」などの退職におけるさまざまな問題に合わせ、退職に関する連絡を代行してくれる。相談当日から即日対応が可能で、 会社との連絡は不要。離職票や源泉徴収票の発行確認など、退職後のフォローも行ってくれる。

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